埼玉県立岩槻北陵高等学校

埼玉県立岩槻北陵高等学校

埼玉県立岩槻北陵高等学校は、埼玉県さいたま市岩槻区の静かな環境に位置する公立の高等学校です。1981年の設立以来、地域社会に根差した教育を展開し、多くの生徒たちを受け入れてきました。全日制の普通科を設置し、男女共学の教育機会を提供しています。

沿革

本校は、1981年（昭和56年）4月1日に設立されました。学校の創設と同時に、その象徴となる校旗、校歌、校章が制定され、学校のidentityが確立されました。開校式と第1回入学式は、設立からわずか10日後の4月10日に挙行され、記念すべき最初の新入生を迎え入れました。そして、10月27日を学校の誕生日として、開校記念日と定めることとなりました。

長きにわたり教育活動を続けてきましたが、学校再編の波の中で重要な転換点を迎えます。2022年（令和4年）には、埼玉県立岩槻高等学校との統合計画が明らかとなり、本校の将来に関する方針が示されました。この統合計画に基づき、2023年（令和5年）度入学生を最後に、生徒募集を停止いたしました。これにより、新しい生徒の受け入れは終了し、在校生が卒業するまでの期間を経て、学校の歴史に一つの区切りがつけられることになります。最終的な統合は2026年（令和8年）に予定されており、埼玉県立岩槻高等学校の敷地内に新しい高等学校が設置される形で、本校はその名称と独立した存在を終える見込みです。本校が培ってきた教育資産や地域との繋がりは、新しい学校へと継承されていくことが期待されています。

教育

本校では、全日制課程の普通科を設置しています。生徒一人ひとりの個性や能力を最大限に引き出し、将来の多様な進路選択に対応できるような教育を目指してきました。基礎学力の確実な定着を図るとともに、様々な科目の学習を通じて視野を広げ、思考力や判断力を養うことに力を入れています。また、進路指導にも力を入れ、生徒たちが希望する進路を実現できるよう、個別の相談やきめ細やかなサポートを行っています。

部活動・同好会

勉学に加え、生徒の健全な育成や人間関係の構築に不可欠な部活動・同好会活動も盛んに行われてきました。運動系、文化系ともに多岐にわたる選択肢があり、多くの生徒が放課後の時間を活用して積極的に参加し、技術の向上や仲間との絆を深めています。

運動部としては、バスケットボール部、バドミントン部、剣道部、弓道部、サッカー部、硬式テニス部、陸上部、野球部があります。さらに、運動系同好会として、卓球同好会、少林寺拳法同好会が活動しています。

文化部は、ダンス部、音楽部、放送部、食生活部、メディア部、漫画研究部、書道部、美術部、演劇部など、多様な分野で活動しています。文化系同好会には、ウエイトトレーニング同好会やネイチャー同好会があり、生徒の幅広い興味に応える活動の場が提供されています。これらの活動は、生徒たちの心身の成長を促し、高校生活を豊かなものにしてきました。

交通アクセス

本校へのアクセスは、主に東武野田線（東武アーバンパークライン）の豊春駅を利用することになります。豊春駅からは、徒歩でおおよそ20分程度で学校に到着できます。地域からの通学において、比較的便利な立地にあると言えます。

関連情報

埼玉県高等学校一覧
埼玉県立岩槻北陵高等学校 公式サイト

もう一度検索