埼玉県立所沢西高等学校

埼玉県立所沢西高等学校

埼玉県立所沢西高等学校（さいたまけんりつ ところざわにしこうとうがっこう）は、埼玉県所沢市北野新町に位置し、全日制の男女共学公立高等学校です。一般的には「所西（とこにし）」と呼ばれています。この学校は1979年に設立され、所沢市内では5番目となる全日制の普通科高校として開校しました。

校舎と自然環境

所在地は、歴史的に有名な古戦場「小手指ヶ原」の近くで、豊かな自然環境に恵まれています。学校の敷地内には緑が多く、学ぶには理想的な場所となっています。1984年には地元農家との交渉が完了し、その結果校舎が拡張され、1985年には新たな施設が完成しました。この施設の中には、現在の学生ホール（学食）や第二部活棟が含まれており、学生たちの快適な生活環境を提供しています。また、最近ではトイレの改修工事も行われ、より良い衛生環境が整っています。

部活動の充実

所沢西高は、多彩な部活動があることでも知られています。運動部では、陸上競技、硬式野球、サッカー、新体操、剣道、卓球、バスケットボール、バドミントン、ソフトボール、硬式テニス、ソフトテニス、ワンダーフォーゲル、バレーボールなどがあり、学生たちはそれぞれの競技で技術を磨いています。また、文化部も盛んで、華道、書道、茶道（表千家）、美術、写真、演劇、放送、生物、家庭、英語、科学、ギター、コンピュータ、漫画研究などが活動しています。これらの活動は、生徒の多様な才能を伸ばす場となっており、学校の精神である「多様性の認識」を体現しています。

進学実績

進学に関する実績も印象的で、例えば平成19年度の進路状況では、大学進学が54%、専門学校が26%という結果が示されています。それに続く令和2年度の状況でも、大学進学率は56%に上っており、短大が3%、専門学校が28%という良好な成績を収めています。具体的には、大東文化大学、東洋大学などへの進学者数が多く、いずれの年度でも多くの学生がそれぞれの目標大学へ進んでいます。

著名な出身者

所沢西高では、さまざまな著名な出身者が輩出されています。声優の岩田光央、ミュージシャンの岡直樹（JULEPS）、お笑いタレントの池田一真（しずる）、ミュージシャンの貴水博之、ゲームクリエイターの横田純、サッカー選手の渡部大輔、アナウンサーの増山さやか、グラビアアイドルの青山めぐなど多彩な分野で活躍している卒業生がいます。これらの人々は、学校での経験を生かし、さまざまなキャリアを築いています。

交通アクセス

学校へのアクセスは非常に便利です。最寄り駅は西武池袋線の小手指駅で、徒歩約20分の距離にあります。また、小手指駅からは「こてさし荘」行きの西武バスも利用でき、下車後は徒歩8分ほどで到着します。これらの交通手段を使うことで、通学がしやすく、多くの生徒が安心して通っています。

所沢西高は学問、部活動の両面においてバランスよく充実している学校であり、これからも多くの生徒がここで成長していくことでしょう。

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