埼玉県立浦和東高等学校

埼玉県立浦和東高等学校の概要

埼玉県立浦和東高等学校は、埼玉県さいたま市緑区に位置する公立の全日制高等学校です。周辺には見沼自然公園や埼玉スタジアム2002といった施設があり、960名近くの生徒が在籍しています。授業は基本的に50分の6時間で行われ、特に数学と英語は習熟度別の少人数授業を取り入れています。2年生からは文系と理系に分かれ、その後3年生では文系、総合理系（生物・化学、看護・医療系など）、専門理系（理工系など）の3つのコースに分かれて学ぶことができます。

また、自由選択科目が豊富で、さまざまな芸術の授業から1科目選択することができます。体育の授業では、1年次は柔道・剣道・ダンスの選択が可能で、3年生では球技の中から3種目を選択する形式です。放課後や夏休みには受験対策講座などの進路補講も行われています。

沿革

この高校は1983年に設立され、以降多くの施設が整備されてきました。開校時には普通教室棟が完成し、翌年には体育館や特別教室棟も整備されました。1996年にはプール棟が完成し、2004年には弓道場もオープンしました。その後も施設の改修やリニューアルが進行し、2022年には制服が新たにデザインされました。

教育方針

浦和東高校は「未来に向けてたくましく生きぬく若人の育成」を教育の基盤として掲げており、知・徳・体の調和を重視しています。情操豊かで実践力があり、人間尊重の精神をもった国と社会に貢献する人材の育成に力を入れています。校歌は著名な作曲家である團伊玖磨によって作曲されています。

制服

2022年から新しい制服が導入され、男子は黒色の詰襟、女子は濃紺のブレザーを採用しています。女子のスカートはブルーグレーのチェック柄で、リボンは赤いストライプ模様です。さらに、裾が細くなるデザインのスラックスやキュロットも選べるなど、多様性が尊重されています。夏服は男子が白、女子が紺のポロシャツとなっています。

学校行事

浦和東高校では、遠足や体育祭、文化祭（東雲祭）、球技大会、ロードレースなどさまざまな行事が盛況に行われています。また、例年の修学旅行は2年次に沖縄県を訪れることが一般的です。

部活動

本校には埼玉県内の公立高校で唯一の「なぎなた部」が存在するほか、多くの運動部と文化部が活動しています。特にサッカー部は全国高等学校サッカー選手権大会に出場を果たしており、なぎなた部も関東大会での成績を収めています。バトン部は全国大会での優勝経験もあり、弓道部や柔道部なども活発に活動しています。

交通アクセス

学校への交通は、埼玉高速鉄道「浦和美園駅」からバスで約7分、また大宮駅からの直通バスも利用可能です。各種鉄道駅からもアクセスが良好で、国際興業バスを利用することで、最寄りのバス停から徒歩5分の距離にあります。

著名な出身者

この学校の卒業生には、プロサッカー選手やアーティスティックスイミング選手、さらにはエンターテイメント界で活躍する芸人や俳優も多くいます。サッカー選手の川島永嗣やアーティスティックスイミング選手の足立夢実などがその一例です。

埼玉県立浦和東高等学校は、学業だけでなく、さまざまな興味や才能を育む機会を提供している学校であり、地域社会においても重要な役割を果たしています。

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