埼玉県立越谷南高等学校

埼玉県立越谷南高等学校の概要

埼玉県越谷市に位置する埼玉県立越谷南高等学校（通称：越南）は、公立の高等学校であり、その設立は1974年にさかのぼります。全日制の普通科と外国語科を有し、文武両道を掲げており、在学生の約9割が部活動に参加しています。学校のシンボルとも言える江戸川河川敷で開催される長距離走大会は、男子20km、女子14kmのコースで行われ、毎年多くの生徒の参加が見られます。

制服について

女子生徒の制服は、冬服が紺色のブレザー、夏服がオリーブグリーンのセーラー型。ネクタイは紺と銀のストライプのフォーマルと、赤と紺のストライプの通常用、さらにえんじ色のリボンがあります。男子生徒は冬季に学ランを着用し、夏服は女性と同じオリーブグリーンのズボンに指定のワイシャツです。この制服のデザインは著名なデザイナー、森英恵によるものです。

外国語科の特色

外国語科では、普通科の授業に対して約1.5倍の30単位以上の外国語の授業があります。また、少人数制での指導が行われており、ALT（外国語指導助手）の活用が推進されています。生徒はドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語などから第2外国語を選択することも可能です。外国語科独自のイベントには、1年生向けのサマーセミナーや、2年生でのオーストラリアへの海外研修、校内スピーチコンテストがあります。

歴史の流れ

越谷南高等学校は1974年に設置が決まり、1975年には新校舎が完成しました。その後、1982年にハンドボールコートやテニスコートが整備されるなど、徐々に施設が充実していきました。1993年には外国語科が新設され、1995年にはオーストラリアのロバート・タウンソン高等学校と姉妹校提携が結ばれました。教室にはプロジェクタが設置されるなど、現代的な学びの環境も整えられています。

部活動

越南には運動部や文化部が多く存在し、バドミントン部や野球部、陸上部、ラグビー部などの運動部が盛んです。また、吹奏楽部や演劇部、科学部、インターアクト部といった文化部も活動を展開しています。生徒たちは部活動を通じて、仲間との絆を深めながら成長しています。

輩出した著名人

この学校では、多くの有名な卒業生がいます。千葉信育氏は元Jトラスト社長、声優の高橋李依氏、バドミントン選手の藤本ホセマリ氏など、さまざまな分野で活躍しています。特にバドミントン部からは女子選手の鈴木亜弥子氏や黒川春樹氏がプロとして名を馳せています。

交通アクセス

学校へのアクセスは非常に便利で、JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅から徒歩わずか5分の距離にあります。この立地の良さは、通学の面でも大きな利点となっています。

このように、埼玉県立越谷南高等学校はその歴史、教育方針、部活動に力を入れており、地域に根ざした学校としての役割を果たしています。

もう一度検索