堀口元気

堀口元気のプロレスキャリア

堀口元気（ほりぐち げんき）は、日本のプロレス界で名を馳せる選手で、日本プロレスリングを支える中心的な存在の一人です。彼は1978年9月15日に熊本県で生まれ、現在はDRAGONGATEに所属し、そのスタイルとキャラクターで多くのファンを魅了しています。本名は堀口博正（ほりぐち ひろまさ）で、血液型はA型です。

闘龍門でのスタート

堀口は、闘龍門の2期生としてプロレスキャリアをスタートさせ、1998年10月17日にはメキシコ・ナウカリにてデビュー戦を戦いました。この試合では、タッグパートナーのSAITOと共にパラメディコス1号、2号、3号と対戦しました。彼の初期のキャラクターは未来忍者で、入場曲はアニメ『がんばれ元気』のテーマソングでしたが、その後はサーファーキャラへとシフトしました。

キャラクターの変遷

サーファーキャラとして活動していた彼は、入場時にサーフボードを持ってくるパフォーマンスを特徴としました。しかし、サーフボードの窃盗未遂事件をきっかけに同じユニットの斎藤了との確執が生まれました。これを機に悪役ユニットM2Kへ加入し、ヒールキャラクターへと転身しました。M2K時代からの彼は、その後Do FIXERに転籍し、再びベビーフェイスとして活躍しました。

栄光と苦悩の連続

髪が薄いことから「HAGE」という愛称を持ち、時にはその髪を賭けた試合にも挑むことになります。坊主にした後も、徐々に再びその髪の毛が伸びてくると、再び「HAGE」として見られることに。試合中に仲間が援護することなく観客とともに盛り上がるスタイルが特徴で、観客との一体感を強調しました。

彼は2006年に斎藤との確執の後、再度ヒールに転向しマッスル・アウトローズに所属しました。この時期には不気味なキャラクターに変貌し、ドラゴン・キッドとの激闘も経験しながら、オープン・ザ・ブレイブゲート王座を獲得するなど、名声を高めていくことになりますが、タイトルを失うことも多く、波乱に富んだキャリアを送ります。

ユニット移籍と新展開

2008年にはREAL HAZARDに加入し、その後も多くの試合で見事なパフォーマンスを披露しました。2009年にはファイトスタイルがベビーフェイス色を強め、様々な選手との絡みを通じて成長を続けました。特に、CIMAとの関係は深く、彼とのタッグで多くの成功を収めてきました。

2017年にはジミーズが解散し、その後リングネームを元に戻してからも、彼のプロレス熱は衰えず、現在も現役として様々な試合に挑んでいます。

得意技と技術

堀口元気の最大の武器は、プロレスの伝統技術を駆使した独特のフォームと技の数々です。代表的な技である「バックスライド・フロム・ヘブン」は、彼の代名詞ともいえる技で、多くの試合で勝利をもたらしています。これに加えて、相手の背中を背負った形からダイレクトに押さえ込む技術も持ち味です。また、ウエイトの変則型技術も特徴的で、相手の動きに応じて多彩な技を繰り出すことができます。

プライベートとキャラクター

プライベートでは既婚で子供もいる堀口は、仲間たちとの絆を大事にしています。彼の薄毛は自虐的ユーモアの要素ともなり、観客とのコミュニケーションの一環としても活用されています。また、特に髪に関するネタが多く、観客に愛されるキャラを築いています。彼のリング上での激情は多くの観客を見て感動させ、涙もろい一面も見せます。

堀口元気は、技術的な素晴らしさとキャラクターの魅力の両方を兼ね備えたレスラーであり、これからのさらなる活躍が期待される選手です。

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