堂満岳

堂満岳（どうまんだけ）

滋賀県大津市に位置する堂満岳は、標高1,057mの山です。比良山地の稜線が琵琶湖に向かって張り出しており、その山容は山麓や琵琶湖対岸からもよく見えます。古くから人々に親しまれており、近江八景の一つ「比良の暮雪」にちなんで、別名「暮雪山」とも呼ばれています。

概要

堂満岳の山頂から東側へは、琵琶湖に向かって稜線が伸びています。この稜線には「堂満東稜道」という登山道が整備されており、多くのハイカーに利用されています。

東稜の途中、標高約500m地点には「ノタノホリ」と呼ばれる池があります。この池はモリアオガエルの生息地として知られ、初夏には美しい鳴き声が響き渡ります。

堂満岳の東稜の北側と南側は急斜面となっており、それぞれ「北壁」「南壁」と呼ばれています。これらの斜面は、ロッククライミングなどの上級者向けのコースとしても知られています。

山頂付近や北側の金糞峠にかけての尾根には、ホンシャクナゲが群生しています。春には美しい花を咲かせ、登山者の目を楽しませてくれます。

登山

堂満岳は、初心者から上級者まで楽しめる登山コースが複数あります。

堂満東稜道: 比較的緩やかな傾斜が続くコースで、初心者でも安心して登山できます。ノタノホリの池や、稜線からの琵琶湖の眺めを楽しむことができます。
北壁・南壁: 急峻な斜面を利用したコースで、ロッククライミングや本格的な登山を楽しむことができます。経験豊富な登山者向けです。

アクセス

最寄りの駅はJR湖西線の比良駅です。比良駅から登山口までは、徒歩またはバスを利用します。

その他

山頂には、休憩できるスペースや展望台が設置されています。
登山道は整備されていますが、足元に注意して登山を楽しんでください。
* 季節によっては、雨具や防寒具が必要です。

堂満岳は、自然豊かな山であり、登山だけでなく、ハイキングや自然観察など、様々な楽しみ方ができます。ぜひ一度訪れてみてください。

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