塚田庄英

塚田 庄英について

塚田 庄英（つかだ しょうえい）は、日本を代表する男性アニメ監督であり、演出家として数々の作品に携わってきました。彼は長野県長野市で生まれ、後にシンエイ動画に所属し、アニメ業界で幅広いキャリアを築いています。

来歴・人物

塚田は、1979年に放送が開始された『ドラえもん』で制作進行としてキャリアをスタートさせ、その後、演出家としての道を歩み始めました。彼は長にわたり、同シリーズで絵コンテや演出を手がけ、その技術と独自のセンスで多くのファンに支持されました。特に、リニューアル後も安藤敏彦らとともに『ドラえもん』の制作に関わり続け、2010年2月19日放送の回をもって降板しましたが、その功績は色褪せることはありません。

『ドラえもん』降板後は、しばらく新しい作品で名前を見かけなかったものの、2015年7月25日には神戸電子専門学校で行われたアニメ業界のセミナーで講演を行いました。「TVアニメの役割とアニメーションの可能性」というテーマでの講演は、聴衆にとって貴重な情報源となりました。

また、80年代においては藤子不二雄の作品を中心に活動しており、『エスパー魔美』では唯一脚本を手がけるなど、彼の多才さが光ります。さらに1987年には、短編映画『オバケのQ太郎 とびだせ! 1/100大作戦』で監督デビューも果たしました。

主な参加作品

テレビアニメ

• - ドラえもんシリーズ （制作進行→絵コンテ・演出）

- 1979年から2005年まで続いたシリーズでは、制作進行から始まり、多くの回で絵コンテや演出を担当しました。
- 2005年から2010年にかけても新作『ドラえもん』に関与。

• - 怪物くん （1980年 - 1982年、絵コンテ・演出助手）
• - フクちゃん （1982年 - 1984年、演出助手）
• - パーマン （1983年 - 1987年、絵コンテ）
• - オヨネコぶーにゃん （1984年 - 1985年、絵コンテ・演出）
• - 藤子不二雄劇場 オバケのQ太郎 （1985年 - 1987年、演出）
• - エスパー魔美 （1987年 - 1989年、脚本・絵コンテ・演出）
• - あたしンち （2002年 - 2009年、絵コンテ・演出）

劇場映画

• - ドラえもん のび太の恐竜 （1980年、製作進行）
• - 怪物くん 怪物ランドの招待 （1981年、演出助手）
• - オバケのQ太郎 とびだせ! 1/100大作戦 （1987年、監督）
• - エスパー魔美 星空のダンシングドール （1988年、演出助手）
• - ドラミちゃん ミニドラSOS!!! （1989年、演出助手）
• - ドラえもん のび太とアニマル惑星 （1990年、演出助手）
• - ドラえもん のび太のドラビアンナイト （1991年、演出助手）
• - ドラえもん のび太と雲の王国 （1992年、演出）
• - ドラえもん のび太とブリキの迷宮 （1993年、演出）
• - ドラえもん のび太と夢幻三剣士 （1994年、演出）
• - ドラえもん のび太の創世日記 （1995年、演出）
• - ドラえもん のび太と銀河超特急 （1996年、演出）

塚田庄英のデビューから現在までの道のりは、アニメーション業界における彼の多大な貢献を証明しています。彼の作品は多くの人々に楽しさと感動を提供し続けており、その影響は今なお色濃く残っています。

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