塩狩温泉ユースホステル

塩狩温泉ユースホステルは、北海道上川郡和寒町に位置し、かつて日本ユースホステル協会に加盟していた施設です。国道40号線沿い、JR宗谷本線の塩狩駅に程近い場所にありました。

歴史

この地の歴史は、1921年の鉱泉発見に遡ります。1923年には湯治場が設けられ、地域の人々に親しまれていました。1974年、既存の温泉旅館がホテルへと改築されるのに合わせて、ユースホステルが新築されました。これにより、温泉と宿泊施設が一体となった複合施設として、新たなスタートを切りました。

しかし、時代の流れとともに宿泊客が減少し、2005年10月1日、併設されていた温泉ホテルとともに休館となりました。残念ながら再開されることはなく、2006年6月30日をもって正式に閉館しました。

ユースホステルとホテルは隣接する別々の建物でしたが、繁忙期以外はホテル内の特定の部屋がユースホステル利用者向けに提供されていました。これにより、少ないスペースでも効率的に宿泊客を受け入れることができました。

閉館後、建物はしばらくの間放置されていましたが、2015年秋に解体されました。長年地域に親しまれてきた建物が姿を消し、時代の移り変わりを感じさせます。

閉館後の動き

閉館から約7年後の2013年6月、塩狩温泉ユースホステルの跡地近傍に『塩狩ヒュッテユースホステル』が新たにオープンしました。かつてのユースホステルの名前を継承し、新たな宿泊施設として地域の活性化に貢献しています。

まとめ

塩狩温泉ユースホステルは、地域の歴史と密接に結びついた宿泊施設でした。鉱泉の発見から湯治場、そしてユースホステルへと形を変えながら、多くの人々に利用されてきました。閉館は惜しまれますが、その精神は新たなユースホステルへと引き継がれています。

関連情報

* 日本[ユースホステル]]協会内ページ - [[ウェイバックマシン]

もう一度検索