塩見啓一

塩見啓一

塩見啓一（しおみ けいいち）は1959年10月3日生まれで、今も日本のCBCテレビにてアナウンサーとして活躍しています。彼は京都府福知山市の出身で、同志社大学に在学中には喜劇研究会やプロレス研究会に所属し、特に喜劇に対する情熱が強かったことが伺えます。その学生生活の一環として、朝日放送制作の恋愛バラエティ番組『ラブアタック!』に出演した経験があり、バラエティの世界にもその活動の幅を広げました。

1984年、塩見は中部日本放送に入社し、この道へ本格的に進むことになりました。入社以来、彼は多くのバラエティ番組やスポーツ番組を担当し、特に地元プロ野球チームである中日ドラゴンズの実況を中心に、ボクシングやラグビーの実況でも活躍しました。中でも、1994年に放送されたWBC世界バンタム級王座統一戦の実況では、東海地方の視聴率が52.2%という驚異的な数字を記録し、一躍注目を集めました。

塩見のキャリアには一時的な困難もありました。2004年10月16日、プロ野球の日本シリーズにおいて実況中に体調不良を訴え、途中降板を余儀なくされ、以降も体調を考慮して実況担当が変更される事例がありました。しかし、その後も彼はアナウンス部長としての進展を遂げ、2014年にはCBCテレビに転籍し、アナウンス部に帰還しました。

塩見は2019年10月に定年を迎えましたが、再雇用制度を利用してCBCアナウンサーとしての活動を続けています。特に、地上波ではなくJ SPORTS 2での実況や、CBCが製作するスポーツ中継番組での活動は引き続き行われています。

人物像

福岡市に住む彼は、フリートーク中によく「ホントに」を使うのが特徴です。また、映画『あしたのジョー』にて主役のプロボクサーの試合を実況する役どころを務めたこともあり、その多彩な活躍が伺えます。アナウンス部長時代にはテレビ・ラジオの出演が減少し、年に一度テレビに出ることを自らネタにするほどでした。また、ラジオ番組『つボイノリオの聞けば聞くほど』の代理出演を通じて、定期的にラジオでも活動を続けていました。

私生活では、元CBCアナウンサーの桐生郁子との間に3人の娘を持ち、バースデーケーキを作る趣味を持っています。彼の手作りケーキは、CBCが運営するブログで公開されており、育児を楽しむ父親の一面がうかがえます。

主な出演番組

彼のキャリアは多岐にわたります。以下は一部の主な出演番組です：

• - ラジオ番組：多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N、久野誠のドラゴンズワールド
• - スポーツ中継：プロ野球中継、ボクシング中継、サンデー競馬中継、全国高校ラグビー大会

これまでの実績を振り返ると、塩見啓一は食いしん坊のような温かな人柄で視聴者に親しまれ、多くの人々に愛されるアナウンサーとしての地位を築いてきたことがわかるでしょう。

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