「
境界の彼方」は、声優・歌手として活躍する
茅原実里の18枚目の
シングルであり、
2013年10月30日にLantisからリリースされました。この楽曲は、
テレビアニメ『
境界の彼方』の
主題歌として起用され、
茅原実里の代表曲の一つとなっています。
リリース背景
前作
シングル「
この世界は僕らを待っていた」から約6ヶ月ぶりのリリースであり、
茅原実里にとって
2013年2作目の
シングルとなりました。移籍後初の
シングルでもあります。発売に先駆けて、同年
8月23日に開催された『
Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-』で初披露されました。
シングルは、初回限定盤、通常盤、アニメ盤の3形態で発売され、それぞれ異なる特典が用意されました。初回限定盤には「
境界の彼方」のPVを収録した
DVDが付属し、アニメ盤はアニメの描き下ろしジャケット仕様となっています。また、アニメ盤にはオフヴォーカルバージョンも収録されています。
音楽性
表題曲「
境界の彼方」は、青春をテーマにした爽やかな楽曲です。アニメの世界観に寄り添い、疾走感のあるメロディと力強い歌声が印象的です。一方、カップリング曲の「NO LINE」は、アニメの
イメージソングとして制作され、熱く激しいロックチューンとなっています。当初はこちらが
主題歌候補でしたが、アニメ制作側の意向により、
主題歌は「
境界の彼方」となりました。
初回限定盤・通常盤に収録された「Fountain of mind」は、幻想的な雰囲気を持つバラード曲です。プロデューサーの斉藤滋に茅原が伝えた要望に応え、札幌在住の
下川佳代が作曲を担当しました。
批評
CDジャーナルは、「既存の作品よりも凛々しさを増した作品」と評し、1曲目、2曲目のロックチューン、3曲目のフェミニンなバラード曲という構成を評価しました。
音楽雑誌『
リスアニ!』の副編集長である澄川龍一は、「
ピアノ、
ストリングスを交えたダイナミックなロックサウンドであり、メロディはセンティメンタルな雰囲気を感じさせる」と評しました。
音楽評論家の
冨田明宏は、「深い哀切と情緒、青春感が描かれている詞を受け止めるような真っ直ぐで情熱的、叙情的なバンド・アンサンブル」と評しました。
「
境界の彼方」のPVは、2部構成となっており、
茅原実里の出演部分は前半が都内のスタジオ、後半が
熱海市のMOA美術館で撮影されました。前半は可愛らしいセットで、後半は美術館の荘厳な雰囲気の中で撮影が行われました。また、
幕張新都心などでも撮影が行われています。
収録曲
初回限定盤・通常盤
1.
境界の彼方
2. NO LINE
3. Fountain of mind
4.
境界の彼方 (off vocal)
アニメ盤
1.
境界の彼方
2. NO LINE
3.
境界の彼方 (off vocal)
4. NO LINE (off vocal)
参加ミュージシャン
茅原実里(ボーカル)
その他、多数のミュージシャンが参加
まとめ
「
境界の彼方」は、
茅原実里の表現力豊かな歌声と、アニメの世界観に寄り添った楽曲が魅力的な
シングルです。初回限定盤、通常盤、アニメ盤の3形態で発売され、それぞれ異なる特典が用意されています。アニメファンはもちろん、
茅原実里のファンにとっても必聴の作品です。