増原義剛

増原義剛（ますはら よしたけ）

生年月日: 1945年6月1日
出身地: 広島県広島市
所属政党: 自由民主党（元衆議院議員、3期）
現在の職業: 広島経済大学経済学部教授
座右の銘: 「人間至る所に青山あり」

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経歴

増原義剛は1964年に修道高等学校を卒業後、1969年に東京大学法学部を卒業し、大蔵省に入省しました。大蔵省では主に税制や財政に関する業務を担当しました。その後のキャリアには、環境庁での勤務や、各種局での課長職が含まれています。

1972年から1994年までの約22年間を通じて、増原は数々の重要ポストを歴任し、特に環境政策にも深く関わりました。国税庁長官官房企画課長や主税局長としても知られています。1996年には新進党から衆議院議員選挙に立候補しましたが、当選は果たせませんでした。

1997年には環境経済研究所を設立した後、2000年には自由民主党からの公認を受け、広島3区での衆議院議員選挙に出馬。見事当選を果たし、そこから再選を重ねました。さらに、福田康夫内閣では科学技術、食品安全、少子化対策等を担う内閣府副大臣としても活躍しています。

2010年には政界を引退し、2011年からは広島経済大学の教授として学生たちに教育を行っています。

政治的資金

政治活動においては、消費者金融業界からの資金提供を受けたとの報道があり、これは議論を呼んだこともあります。

政策

増原の政治的信条は、制度や政策について「良いものは継承し、時代に合わなくなったものは勇気を持って見直す」というものであり、特に農業や環境問題に対しての姿勢が際立っています。彼は、北朝鮮に対する外交戦略を研究するグループを立ち上げ、外為法や特定船舶入港禁止法案の策定に貢献しました。

また、金融調査会での活動では、多重債務者を減らすための貸金業法の見直しを進め、具体的な金利制限を策定しました。大蔵省在籍時には、環境基本法の制定にも関与しており、環境に関する政策にも情熱を注いできました。

主な著書

増原は税制や環境問題に関する著書をいくつか執筆しており、代表作には以下があります。
1. 『図説 日本の税制〈平成2年版〉』
2. 『図説 日本の税制〈平成3年版〉』
3. 『地球化時代の環境戦略』
4. 『図で見る環境基本法』
5. 『和英用語対照 税務・会計用語辞典』
6. 『「弱者」はなぜ救われないのか -貸金業法改正に見る政治の失敗-』

増原義剛は、長い政治経歴を通じて日本の税制や環境政策に多大な影響を与え、現在も教育を通じて次世代を育成しています。

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