増岡康治

増岡 康治

増岡 康治（ますおか こうじ）は、1924年8月18日に広島県広島市で生まれ、1996年12月2日に東京都品川区で亡くなった日本の内務及び建設官僚であり、政治家としても活動した。彼は自由民主党に所属し、参議院議員を3期務めた人物である。

生い立ちと教育

増岡は広島一中（現・広島国際学院高等学校）、広島高校を卒業した後、1946年に東京帝国大学工学部土木工学科を修了した。大学での学びを経て、同年に内務省に入省した。

官僚としてのキャリア

1948年に建設省が設立されると、増岡は移籍し建設官僚としての道を進む。1972年には北陸地方建設局長を務め、1974年からは河川局長として多くの実績を残した。彼は1976年に退官したが、その後も公共事業の発展に寄与する役割を果たしていく。

政治家としての活動

増岡は1977年に全国区から自民党の公認を受けて参議院議員選挙に立候補し当選を果たした。その後、1981年には鈴木善幸内閣で大蔵政務次官に就任し、政策の実現に向けた取り組みを行った。政治家としての彼の活動は多くの支持を集めたが、1989年の第15回参議院議員通常選挙では落選してしまった。

その後の活動

1991年からは首都圏建設資源高度センターの社長に就任し、民間の立場からも様々な公共事業に携わった。さらに1994年に石川県知事選挙に出馬したが落選し、直後には繰り上げ当選となる形で1995年に参議に復帰したものの、翌年の第17回参議院議員通常選挙では再び落選してしまった。

受勲と晩年

増岡は1995年に秋の叙勲において勲二等瑞宝章を受章している。彼の生涯は多様な経験に彩られ、幅広い知識と実績を持った官僚および政治家として評価されている。1996年、心不全により亡くなるまで多くの企業や公共プロジェクトに貢献してきた。享年72歳。彼の死後、正四位に叙された。

参考文献

増岡の生涯に関する詳細は、『新訂 現代政治家人名事典 : 中央・地方の政治家4000人』日外アソシエーツの2005年版を参照されたい。

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