増毛町消防本部

増毛町消防本部の概要と沿革

増毛町消防本部は、北海道留萌地方の南部に位置する増毛町の消防機関であり、消防組織法に基づいて設立されています。この消防本部は、規模として全国で2番目に小さい独立した消防組織です。増毛町は、2028年度に留萌消防組合に加入する方向で動いており、地域の消防サービスを向上させることを目指しています。

管内の状況

2025年（令和7年）4月末時点で、増毛町の管内には3,588人の住民が居住しており、1,952世帯が存在しています。この地域の面積は369.72 km²です。消防本部の装備については、消防ポンプ自動車が2台、救急自動車も2台配備されています。また、増毛町消防団は、消防ポンプ自動車1台を保有しています。地域の消火設備としては、51基の公設消火栓と47基の防火水槽が整備されており、無線基地局は32局設置されています。

沿革

増毛町消防本部は1948年（昭和23年）10月1日に設置されました。1994年（平成6年）には、増毛消防創設120周年を記念する式典が開催され、地域の消防活動の歴史と重要性が再確認されました。

組織構成

消防本部は消防長を中心に、総務課、予防課、警防課が設置されています。また、消防署は署長と副署長、さらにA隊とB隊から構成されます。増毛町消防団については、総務課が所管しており、2018年（平成30年）4月1日現在で96人の団員が在籍しています。この団の定員は110人となっています。

将来の展望

2025年1月30日には、増毛町が隣接する留萌消防組合への2028年度（令和10年度）の加入を模索しているとの報道がありました。増毛町の町長は、2024年の夏頃から留萌市長と小平町長と調整を行い、加入の意向を確認しました。また、老朽化した現庁舎を新築する予定であり、消防本部の機能の向上を図るため、新庁舎の完成を2028年度に目指しています。

2025年5月27日には、留萌消防組合本部で消防広域化に向けた推進会議が開催され、新たに「留萌消防組合・増毛町消防広域化協議会」が立ち上げられました。この協議会は、関係する副市町長および両消防長で構成され、広域化の具体的な方法について話し合いが進められています。最終的には、増毛消防署を留萌消防組合に加入後に設置する計画が進行中です。

このように、増毛町消防本部は地域の消防業務を強化し、住民の安全を守るために各種活動を展開しています。将来的には広域化により、より効率的であるとの見通しが立てられています。

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