増矢理花

増矢 理花 (ますや りか)

増矢理花は、1995年9月14日生まれで、徳島県松茂町出身の女子サッカー選手です。現在はINAC神戸レオネッサに所属し、フォワード及びミッドフィールダーとしてプレーしています。彼女は日本女子サッカーの代表選手の経験もあり、その実績は多岐にわたります。特に、JFAアカデミー福島の3期生として、早くからその才能を発揮しました。

ユース時代

増矢は兄の影響を受け、地元の松茂スポーツ少年団リベルテサッカークラブでサッカーを始めました。その後、リベルタ徳島ジュニアフットボールクラブで経験を積み、中高一貫教育のJFAアカデミー福島に入校しました。在校中の2011年には、U-16日本女子代表に選出され、AFC U-16女子選手権2011に出場し、決勝リーグでのU-17中華人民共和国女子代表戦で2ゴールを記録しました。さらに、2012年にはU-17日本女子代表として2012 FIFA U-17女子ワールドカップに出場し、ブラジル女子代表戦でも2得点を挙げました。

ただ、2013年には膝の負傷により、期待されていたU-19日本女子代表への選出を逃すことになりました。右膝の前十字靭帯を負傷し、その年のシーズンは彼女にとって厳しいものとなりました。

シニア時代

2014年にはJFAアカデミー福島を卒業し、INAC神戸レオネッサに加入しました。入団直後のリーグ戦デビュー戦では2得点を挙げる活躍を見せ、その後も着実に成績を伸ばしました。2017年には背番号を20番から9番に変更し、2019年には通算150試合出場を達成しました。2020年からは入団した田中美南選手に背番号9を譲り、17番として新たなスタートを切りました。

2021年にはサンフレッチェ広島レジーナに完全移籍し、WEリーグ初の開幕戦で素晴らしい1ゴール2アシストを記録し、チームの勝利に貢献しました。しかし、その後左膝を負傷し、全治6ヶ月の診断を受けました。この困難を乗り越え、2023年にはINAC神戸レオネッサに復帰しました。再起を目指してトレーニングを重ねましたが、2024年には再度左膝の負傷が判明し、今シーズン限りでの引退を決意しました。

代表歴

増矢は2014年に日本女子代表に初選出され、2014年アジア競技大会で選手としての活躍が光りました。以降もEAFF女子東アジアカップやアルガルヴェ・カップなど、数々の国際大会で日本を代表する選手として戦ってきました。

主な成績

クラブ

• - 初出場: 2010年5月5日 - チャレンジリーグEAST
• - 初得点: 2010年9月12日 - チャレンジリーグEAST

代表

• - 初出場: 2014年9月13日 - 日本女子代表、ガーナ戦
• - 初得点: 2014年9月26日 - 香港戦（アジア競技大会）

主なタイトル

• - INAC神戸レオネッサ: 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会3回 (

2015, 2016, 2023)

• - 日本代表: AFC女子アジアカップ1回（2018）、アジア競技大会1回（2018）

増矢理花選手は、サッカー界において数々の成果を上げ、若い選手たちに多大なインスピレーションを与え続けています。彼女のサッカーに対する情熱と努力は、多くのファンからも支持されています。今後の活動にもぜひ注目していきたいと思います。

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