増穂パーキングエリア

増穂パーキングエリア：中部横断自動車道のオアシス

[山梨県]]南巨摩郡富士川町に位置する増穂パーキングエリア（PA）は、中部横断自動車道]の増穂ICに併設された[[パーキングエリアです。2017年3月19日、六郷IC～増穂IC間の開通と同時に供用が開始されました。これは、中部横断自動車道において、計画段階を含めても最初のPAという歴史的な意義を持っています。

計画からの変更と現在の姿

当初の計画では、下り線（双葉方面）に大型車5台、小型車10台分の駐車スペースと男女トイレ各5つを整備し、上下線で共有する設計でした。しかし、計画段階で上り線（清水方面）側に隣接して道の駅富士川と河川防災ステーションの整備が決まったことにより、計画が変更されました。

変更後の計画では、下り線PAは駐車場のみとし、隣接する道の駅富士川の施設と一体となったハイウェイオアシス型のパーキングエリアとする一方、上り線PAは増穂ICに隣接して駐車場とトイレを整備することになりました。そのため、現在では上り線と下り線でPAの規模や機能が大きく異なります。上り線は道の駅から離れており、直接アクセスする通路も無いことから、道の駅の施設を利用することはできません。

上下線ともに、PA利用後に増穂ICから高速道路を流出できますが、増穂ICから流入する際はPAを利用できません。この点にも注意が必要です。

各線ごとの施設詳細

上り線（六郷方面）

駐車場: 大型車5台、小型車10台、身障者用小型車1台
トイレ: 男性用（大5室：和式1、洋式4、小3室）、女性用（8室：和式1、洋式7）、男児用小便器2つ、身障者用トイレ1室
自動販売機: あり

下り線（甲府方面）

駐車場: 大型車7台、小型車10台、身障者用小型車1台
* トイレ: 道の駅富士川のトイレを利用

下り線は道の駅富士川と隣接しているため、トイレは道の駅の施設を利用するよう案内されています。このため、下り線PAにはトイレが設置されていません。この連携により、利用者はより充実した休憩をとることが可能です。

アクセスと周辺情報

増穂PAは、[中部横断自動車道]の(4)六郷ICと(5)増穂IC/PA、(6)南アルプスIC間に位置しています。周辺には、道の駅富士川、河川防災ステーションなどの施設があり、観光や防災拠点としての役割も担っています。PAを利用して、これらの施設も合わせて訪れてみるのも良いでしょう。

まとめ

増穂PAは、当初の計画から変更を経て、現在の上り線と下り線で異なる特徴を持つユニークなパーキングエリアとなっています。上り線は簡素な設備ながら高速道路利用者にとって必要な機能を備え、下り線は道の駅と連携したハイウェイオアシスとして機能しています。中部横断自動車道を走行する際には、ぜひ立ち寄ってみてください。その立地条件と周辺環境から、単なる休憩場所以上の役割を担っていると言えるでしょう。

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