声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋〜
『声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋〜』は、安武わたるによる日本の
漫画作品であり、『まんがグリム童話』および『ストーリーな女たち』(
ぶんか社)にて2016年3月号より連載されています。
概要
本作は、明治後期の瀬戸内を舞台に、貧困により遊郭へ売られた少女チヌの過酷な運命を描いています。時代の波に翻弄されながらも、懸命に生きる女性たちの姿が、作者独特のタッチで描かれています。
2022年3月には、
ぶんか社によるYouTubeチャンネル「禁断書店」が開設され、
漫画にセリフが当てられた動画が公開されました。本作もその一つとして動画化され、新たなファン層を獲得しています。
登場人物
主要人物
安藤チヌ
声 - 乙葉悠花
本作の主人公。H県のとある島で、父と姉のサヨリと暮らしていました。しかし、時化の日に漁に出た父が行方不明となり、多額の借金を抱えた姉妹は、それぞれ別の遊郭へ売られることになります。そばかすが特徴で、内気な性格の少女です。遊郭での過酷な日々に翻弄されながらも、生きる希望を捨てずに成長していきます。
書誌情報
安武わたる『声なきものの唄〜瀬戸内の女郎小屋〜』
ぶんか社〈
ぶんか社コミックス〉、既刊22巻(2023年6月30日現在)
2017年8月17日発売、
ISBN 978-4821134960
ボイスドラマ
2022年5月、
ぶんか社が運営するYouTubeチャンネル「禁断書店」にてボイスドラマ化されました。主人公チヌの声は、声優の乙葉悠花が担当しています。2023年6月30日現在、4話までが公開されており、原作
漫画とは異なる演出も楽しめます。
声なきものの唄~瀬戸内の女郎小屋~ ぶんか社