変装グランプリ

☆オールスター☆変装グランプリ：奇想天外な変装の祭典

1982年から1989年にかけて、日本テレビ系列で放送されたバラエティ番組『☆オールスター☆変装グランプリ』。そのユニークな企画と豪華出演者で、多くの視聴者を魅了した番組について、詳細に見ていきましょう。

番組概要

この番組は、大きく分けて素人参加版と芸能人参加版の2種類がありました。

素人参加版では、参加者が巧妙な変装で家族や親族を騙し、その反応を面白おかしく競うという内容でした。家族を驚かせるための創意工夫あふれる変装の数々と、予想外の反応に、スタジオは笑いの渦に包まれました。例えば、娘に扮した母親が、ホステスとして接客する様子や、強盗に扮した夫が帰宅する様子などが放送されました。

芸能人参加版は、有名芸能人たちが奇想天外な変装に挑戦する、まさにスペクタクルな企画です。お笑い芸人を中心とした豪華キャストが、その才能を余すことなく発揮し、視聴者を爆笑の渦に巻き込みました。露天風呂に潜入する胸毛を生やした女性、20人のそっくりさんが本人の前に現れるなど、想像をはるかに超える変装の数々は、当時大きな話題を呼びました。

放送内容と出演者

番組は、大きく分けて4回放送されました。

第1回「素人変装グランプリ・仁義なき家族大集合!!」 (1982年3月27日)
10組の素人参加者が、家族を驚かせる変装を披露しました。

第2回「爆笑!!家族（秘）変装大作戦!!」 (1983年2月19日)
ドイツ人の母親がそば屋の出前持ちに扮したり、夫が女装で妻の前に現れたりと、様々な爆笑シーンが満載でした。

第3回「特別企画☆オールスター☆変装グランプリ」 (1989年4月8日)
愛川欽也、吉村明宏、山瀬まみが司会を務め、伊東四朗、富司純子、谷隼人、鈴木ヒロミツ、アグネス・チャンなど、錚々たるメンバーが出演しました。女性が胸毛を生やした男性に変装して露天風呂に潜入する企画や、そっくりさん20人がタレント本人の前に現れるなど、多くの芸能人が体を張った変装を披露しました。

第4回「☆秋のオールスター☆変装（秘）大作戦!!」 (1989年10月7日)
愛川欽也、山瀬まみ、吉村明宏が司会を務め、伊東四朗、木内みどり、谷隼人、マリアンなどが出演しました。愛川欽也の複製人間30人が山瀬まみの前に現れるという大掛かりな企画や、復活したツービートの変装、稲川淳二の変装ドラマなどが放送されました。

スタッフ

総合演出：伊藤輝夫（テリー伊藤）
構成：長田聖一郎、摠谷博志、都築浩、越智真人
演出：松崎俊顕、高須信行
プロデューサー：牛丸謙壱、後藤喜男
制作：加藤光夫、金谷勲夫、篠木為八男、安田譲
制作協力：IVSテレビ制作
製作著作：日本テレビ

関連番組

日本テレビ系列以外でも、IVSテレビ制作による関連番組が多数放送されました。『オールスター変装大賞』シリーズや、『おもしろ変装大賞傑作集』、『決定版オールスター・ザ変装大賞グランプリ大会』などが挙げられます。また、テレビ東京では『オールスターどっきり変装・変身大作戦』や『史上最強のドッキリ大作戦―特殊メイクで芸能人大変身!』なども放送されました。

まとめ

『☆オールスター☆変装グランプリ』は、その斬新な企画と豪華な出演者によって、多くの視聴者に大きなインパクトを与えた番組でした。素人の驚きの変装から、芸能人の体を張ったパフォーマンスまで、バラエティに富んだ内容で、視聴者を飽きさせない工夫が凝らされていました。本記事で紹介した情報が、この番組を懐かしむ方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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