夏の十字架

夏の十字架



『夏の十字架』（なつのじゅうじか）は、忌野清志郎と藤井裕の2人がラフィータフィー名義で制作した初のスタジオ・アルバムです。このアルバムは2000年7月7日にリリースされ、彼らの独特な音楽スタイルが存分に表現されています。

本作は前作『冬の十字架』に引き続き、インディーズからのリリースとなっています。収録曲の「君が代」はライブでのパフォーマンスを収音したもので、アーティストたちのエネルギーが感じられる作品です。

特に顕著なのは収録されている「ライブハウス」というトラックです。この曲は実在のライブハウスに対する皮肉を込めたものになっており、その内容が問題視されました。実際に関係したレーベルからアルバムの発売が一時的に差し止められるという騒動になったこともあり、音楽シーンに一石を投じる存在となりました。

収録曲


1. お元気ですかマーコさん?



2. 目覚まし時計は歌う（選挙ソング）



3. 警察に行ったのに



4. 北国の少女



5. ライブ・ハウス



6. 快適な暮らし



7. 君が代 LIVE


  • - 古歌・作曲：林広守・日本国国歌

8. プリプリ・ベイビー



9. 誰も知らない



このアルバムは、忌野清志郎独特のリリックと藤井裕のサウンドが融合した結果、印象的な音楽体験を提供しています。彼らのユーモアや社会への洞察が詰まっており、聴く者に強いメッセージを伝えます。

『夏の十字架』は、音楽的にも文化的にも重要な位置を占めており、彼らのキャリアを支える重要な作品となりました。リリースから数年を経てもなお、多くのファンに愛され続けているこの作品は、忌野清志郎と藤井裕の音楽の本質を感じることができる一枚です。

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