夏を待てない

夏を待てない (なつをまてない)

国生さゆりの2枚目のシングルとして1986年5月10日にリリースされた「夏を待てない」は、彼女の代表曲の一つであり、1980年代のアイドル歌謡を語る上で欠かせない楽曲です。発売元はCBS・ソニー。

楽曲解説

作曲は、数々のヒット曲を手掛けてきた後藤次利が担当しました。後藤自身も「国生に書いた曲の中で一番気に入っている」と語るほど、思い入れの強い作品となっています。楽曲の特徴は、なんといっても歌い出しの部分です。曲中で最も高い音であるCから始まる、印象的なフレーズは、聴く人の耳を惹きつけました。しかし、この高音は生歌で披露する際に非常に難しく、国生本人が音を外してしまうことも多く、その様子がバラエティ番組などで取り上げられることもあります。キャッチーなメロディーと、少し切ない歌詞が、夏の到来を待ちわびる気持ちと重なり、多くのファンの心を掴みました。

チャート成績

「夏を待てない」は、オリコンチャートで1位を獲得し、その人気を証明しました。当時のアイドルブームを象徴する楽曲として、多くの人々に愛されました。

収録曲

7インチレコード

SIDE A: 夏を待てない (3:41) - 作曲：後藤次利
SIDE B: サンバを躍らせて (4:18) - 作曲：佐藤準

シングルカセット

SIDE A: 夏を待てない（歌入り）/ 夏を待てない（カラオケ）
SIDE B: サンバを躍らせて（歌入り）/ サンバを躍らせて（カラオケ）

全曲作詞は秋元康、編曲は佐藤準が担当しています。

収録作品

「夏を待てない」は、以下の作品に収録されています。

GOLDEN☆BEST 国生さゆり SINGLES
PEP TALK（1986年、ファーストアルバム）
TRANSIT（1987年、ベストアルバム）
家宝
おニャン子クラブA面コレクション Vol.2


カップリング曲である「サンバを躍らせて」は、以下の作品に収録されています。

おニャン子クラブB面コレクション Vol.2

関連情報

この曲がリリースされた当時、国生さゆりは人気テレビ番組「夕やけニャンニャン」にレギュラー出演していました。その影響もあり、この曲は大きな話題となりました。


関連人物

おニャン子クラブ
秋元康（作詞）
後藤次利（作曲）
佐藤準（編曲）


「夏を待てない」は、1980年代を代表するアイドルソングとして、今もなお多くの人々に愛され続けています。

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