外村哲也

外村哲也：日本のトランポリン界を牽引したハイブリッドアスリート

外村哲也（そとむら てつや、1984年10月9日生まれ）は、東京都出身の元トランポリン競技選手です。オリンピック入賞、世界選手権優勝など、数々の輝かしい成績を収め、日本のトランポリン界を牽引しました。現在は、トランポリンの専門家として、指導者育成や教室コンサルなど、幅広い活動を展開しています。

幼少期からオリンピックへ

父は、ロサンゼルスオリンピック体操団体銅メダリストの外村康二。幼い頃から体操一家に育ち、10歳で本格的にトランポリンを始めました。天性の運動能力に加え、綿密な計画性と努力を重ね、独自のスタイルを確立。日本体育大学卒業後、アムス・インターナショナル株式会社に所属し、競技生活を送りました。

北京オリンピックでの躍進

2008年の北京オリンピックでは、日本代表として出場。日本人選手最高位となる4位入賞を果たし、その名を世界に轟かせました。高度な技術と安定した演技で観客を魅了し、日本のトランポリン競技のレベルの高さを証明しました。

世界選手権での快挙

世界トランポリン競技選手権では、2005年に個人、シンクロナイズドで3位入賞を果たし、日本史上初のメダルを獲得。2007年には、シンクロナイズドで日本史上初の優勝を飾りました。2011年には、団体で日本史上初の優勝を達成するなど、数々の快挙を成し遂げました。

指導者としての新たな挑戦

2020年6月に現役を引退後は、トランポリンの専門家として、指導者育成、教室コンサル、コンテンツ開発など、幅広い分野で活躍しています。自身の経験と知識を活かし、次世代のトランポリン選手の育成に力を注いでいます。

主な戦績

2003年 全日本トランポリン競技選手権大会：シンクロ優勝
2004年 ワールドカップ・スイス大会：個人3位
2004年 全日本トランポリン競技選手権大会：個人優勝、シンクロ優勝、団体優勝
2005年 全日本トランポリン競技選手権大会：シンクロ優勝
2005年 世界トランポリン競技選手権：個人3位、シンクロナイズド3位、団体2位
2006年 ワールドカップ・ファイナル：個人3位、シンクロ2位
2007年 ワールドカップ・ブルガリア大会：個人2位、シンクロ優勝
2007年 世界トランポリン競技選手権：個人4位、シンクロ優勝、団体2位
2008年 北京オリンピック：4位入賞
2009年 全日本トランポリン競技選手権大会：シンクロ優勝
2010年 広州アジア大会：個人3位
2011年 世界トランポリン競技選手権：団体優勝

外部リンク

外村哲也オフィシャルサイト
外村哲也 - Olympedia
外村哲也 - 国際体操連盟
外村哲也現役公式ブログ「楽・美・跳・勝」

外村哲也は、その卓越した技術と努力で、日本のトランポリン競技を新たな高みへと導きました。今後の指導者としての活躍にも、大きな期待が寄せられています。

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