外薗大志

外薗 大志のプロフィールと経歴

外薗大志（ほかぞの たいし、1981年生まれ）は、日本で防具付き空手や寸止め空手の選手として知られています。彼は全日本空手道連盟錬武会の海老名・厚木支部に所属し、全空連公認段位の四段、さらに錬武会でも四段を保持しています。神奈川県連盟の指定強化選手としても活動しており、慶應義塾大学の空手道部では主将を務めた後、現在もコーチとしてその技術を若い選手たちに伝えています。

来歴

外薗は6歳の時に空手を始め、22歳の時には神奈川県代表として国体に出場しました。彼のキャリアの中で果たした成果の一つは、第43回全国防具付き空手道選手権大会での勝利です。この大会では、長らく宮城県勢が支配していた一般男子組手の部で、初の優勝を果たしました。その後、彼は数年間優勝から遠ざかるものの、第47回と第48回全国大会では連続して決勝に進出し、両者とも延長戦に突入する接戦となりましたが、外薗はその積極的な攻撃スタイルで勝利を収め、連覇を達成しました。しかし第49回大会では、敗北を喫し三連覇を逃したものの、その努力は評価されています。

彼の組手スタイルは、相手を強打することが特徴である一方、間合いは寸止めルールに則った非常に遠い距離からの攻撃が得意です。特に、瞬時に突きを決める追い突きに関しては多くの選手に恐れられています。しかし、近藤飛鳥や宮城県勢のカウンターには悩まされ、関東大会でも鈴木康史（埼玉）に敗北することがあります。それでも、今後も防具付き空手と寸止め空手の両立を目指しており、彼のインタビューでは、「防具付ルール、WKFルール両方で勝てる選手を目指す。それが防具付き空手の普及に繋がる」と語っています。形の技術も非常に得意としており、全国大会で6度の優勝を誇っています。

人物

外薗大志の学歴は、慶應義塾大学文学部を卒業後、同大学院で後期博士課程を修了しています。彼の専門分野はドイツ文学やメディア・コンテンツ研究であり、学問にも情熱を注いでいます。座右の銘は「歴史を学ばぬ者は快楽に溺れる」で、文武芸哲そして実の五道を追求しています。

現在は、プロ家庭教師や塾講師としての活動に従事しつつ、「場」や「教育」の新しい形を研究しているとのこと。将来的には塾経営に向けて起業を準備中であり、その熱意は教育現場でも評価されています。

戦績

外薗のこれまでの戦績は非常に華々しく、多くの大会で優勝を果たしています。具体的な戦績は以下の通りです：

• - 第58回国民体育大会成年男子組手個人戦に出場
• - 黒川杯空手道選手権交流大会において第1 - 7回総合優勝
• - 第23回関東防具付き空手道選手権大会組手の部優勝
• - 第38、39、41〜44回全国防具付き空手道選手権大会形の部優勝
• - 第43、47、48回全国防具付き空手道選手権大会組手の部優勝
• - 全日本空手道連盟錬武会国際大会（アラスカ支部主催）総合優勝

これらの成果は、彼の継続的な努力と技術の向上の証であり、当面の目標を達成し続ける姿勢は、他の選手たちにとっても大きな刺激となっています。

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