外薗晶敏

外薗晶敏について

外薗晶敏（ほかぞの あきとし）は1977年6月12日生まれで、兵庫県出身の元総合格闘家です。彼はそのキャリアにおいて、多くの印象的な試合を経験し、特に2006年には修斗世界フェザー級王者に輝くなど素晴らしい実績を残しました。さらに、引退時には無敗を貫いた特異な選手でもあります。現在は大阪府藤井寺市で鍼灸整骨院を経営しています。

来歴

外薗は2001年に全日本アマチュア修斗選手権フェザー級に出場し、決勝で横山宜行選手を相手に一本勝ちを収め、優勝を果たしました。この成功を経て、彼は2002年にプロ修斗にデビューしますが、その最初の試合ではアップセットの末、判定ドローとなり、その結果トーナメントからは敗退を余儀なくされます。

しかし、不屈の精神を持つ彼は、2003年に木部亮選手と再戦し判定勝ちを収め、その後行われたフェザー級新人王トーナメントでも勢いをさらに増します。彼は準決勝での対戦相手が負傷により欠場となり、一気に決勝進出が決まると、決勝では三上洋平選手を判定で下し、新人王の栄冠を手にします。

2004年には修斗で大沢ケンジ選手と再戦し、スリーパーホールドで一本勝ちを収めます。この結果は、彼の実力を広く知らしめることとなりました。続く2005年にはマルコ・ロウロ選手との試合で、ダウンを奪った上で判定勝ちを収め、無敗の記録を更新します。

2006年には、修斗世界フェザー級王座決定戦で再び大沢選手と戦い、3-0の判定勝ちを収め見事世界王者となります。この時の試合は、彼がフリーランスとして挑んだものでした。

しかし、王者となった後の2007年、予定されていた松根良太選手との試合が松根選手の怪我により流れてしまう事件が起こります。これにより、外薗は引退を考えさせられることになりました。そして2008年1月26日、彼は無敗のまま現役引退を発表し、世界王座も返上しました。その後、3月には引退セレモニーが行われ、多くのファンに見送られました。

現在の活動

現在、外薗晶敏は大阪府藤井寺市において鍼灸整骨院を運営しています。引退後も身体を使う仕事に従事し、選手時代の経験を生かして地域の健康に貢献しています。

戦績および獲得タイトル

彼の総合格闘技の戦績には、アマチュアからプロまで多くの試合が含まれ、実績としては以下があります：

• - 第8回全日本アマチュア修斗選手権フェザー級 優勝（2001年）
• - 修斗フェザー級新人王（2003年）
• - 第4代修斗世界フェザー級王座（2006年）

外薗晶敏のキャリアは、格闘技界において競争が激しい中でも彼の才能と努力が結実した結果であり、引退時の無敗という記録は彼の偉大さを物語っています。現在の鍼灸整骨院での仕事は、新たな挑戦として、多くの人々に喜ばれています。

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