多摩消防署 (東京都)

多摩消防署の概要

多摩消防署は、東京都多摩市に所在し、東京消防庁の第九消防方面本部に属しています。この消防署は多摩市全域を管轄しており、1つの本署と1つの出張所を含んで、3つの救急隊が配置されています。このうち、出張所には2つの救急隊が設置されており、地域の救急医療に対応しています。また、本署には特別救助隊である「多摩救助」が設けられており、出張所には特別消火中隊が展開され、火災や緊急事態に迅速に対応する体制が整っています。2020年には老朽化した本署が新しく建て替えられ、最新の設備を備えた施設として再スタートを切りました。

沿革

多摩消防署の歴史は1968年にさかのぼります。最初は多摩町消防本部として運営が始まりましたが、1971年には現在の多摩市消防本部、多摩消防署という名称変更を経て、1972年に本署は別の住所へ移転しました。

1975年に消防事務が東京消防庁に委託されることに伴い、多摩消防署は東京消防庁の一部となり、呼称も改められました。その後も多摩センター出張所が1991年に開設されるなど、地域の消防体制の充実を図ってきました。1997年には特別救助隊が発足され、2005年には特別消火中隊が設置されるなど、専門的な救助活動が強化されました。

さらに、2018年から2019年にかけて本署の建て替えが行われ、その間は仮庁舎に移転し活動を継続していました。2020年には新しい本署が完成し、運用が開始されることで、より効率的で効果的な消防活動が可能となりました。

所在地とアクセス

多摩消防署の住所は東京都多摩市諏訪一丁目69です。アクセスは京王相模原線や小田急多摩線の永山駅から徒歩3分と便利です。出張所である多摩センター出張所の住所は多摩市鶴牧一丁目27-1であり、こちらも多摩センター駅から徒歩10分の位置にあります。

配備車両

多摩消防署は合計で17台の車両を配備しています。車両の詳細は以下の通りです:

• - ポンプ車：5台（本署に2台、多摩センターに1台、非常用を含む）
• - はしご車：1台
• - 救急車：3台（本署に1台、多摩センターに2台、非常用を含む）
• - 化学車：1台
• - 救助車：1台
• - 指揮隊車：1台
• - 広報車：3台
• - 10トン水槽車：1台
• - 人員輸送車：1台

このように、各種車両を駆使して多摩消防署は地域の安全を守る使命を果たしています。

関連項目

消防署や消防本部に関連する情報、また日本の消防教育や訓練に携わる情報については、ドキュメントや東京消防庁の公式ウェブサイトを参照してください。

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