多聞恵美

多聞恵美（たもん めぐみ）

概要

日本のモデル、タレント、そしてライターとして、特にオートバイの世界で幅広い活躍を見せる多聞恵美は、1984年3月17日に兵庫県で生まれました。かつては荘 愛美（そう めぐみ）という芸名で活動していましたが、2006年10月に現在の名前に改称しています。私生活では、2015年の冬に第一子を出産しています。

生い立ちとオートバイとの出会い

兵庫県で育った彼女は、オートバイをこよなく愛する父親の影響を強く受けて、幼い頃からモーターサイクルスポーツに親しみました。特に、3歳頃から小学校の低学年にかけては、ミニモトクロスの経験を持っています。この幼少期の体験が、後の彼女の活動の基盤となります。

キャリアのスタート

キャリアの初期は、モデル活動や、各種モーターショーでのコンパニオンを務めることから始まりました。その後、活動の幅を広げ、関西地方を主な視聴圏とするケーブルテレビ局、J:COMMUNITY 関西の番組「Hometown 大阪・かわち 〜ええやん！〜」に2006年4月からレギュラー出演。この番組には2008年9月まで携わりました。

バイク分野でのブレイク

多聞恵美の名前が特に広く知られるようになったのは、バイク専門誌「BikeJIN/培倶人」（エイ出版社刊）での活動を通じてです。2007年9月号から始まった連載コラム「神戸っ子多聞のうまいもん、好っきやモン！」（現在のタイトルは「神戸っ子タモンの関西うまいもんツーリング」）は、たちまち人気を博しました。この連載が好評だったことで、彼女自身が同誌の表紙を飾る機会も増えていきました。このコラムでは、自らが各地をオートバイで訪ね歩き、その土地ならではの名物料理を実際に味わって紹介するというスタイルが読者の支持を集めました。特にイクラが好物であり、基本的に苦手な食べ物はないと語っています。この人気連載をまとめた書籍も複数出版されており、2009年1月には初の文庫本「多聞恵美のめっちゃうま！！バイク紀行」が刊行されたのを皮切りに、「多聞恵美のバイク×うまいもん 好っきやもん！」「多聞恵美のうまいもん ツーリング」といった著作があります。

主な著作

『多聞恵美のめっちゃうま！！バイク紀行』 エイ出版社、2009年1月
『多聞恵美のバイク×うまいもん 好っきやもん！』 エイ出版社、2010年3月
『多聞恵美のうまいもん ツーリング』 エイ出版社、2010年3月（2013年4月再版）

多角的な活動

ライターとしての執筆活動に加え、彼女は様々なメディアやイベントでも活躍しています。2009年の大阪モーターサイクルショーでは、プレゼントステージの司会を担当しました。また、毎日放送ラジオの番組にもレギュラー出演。具体的には、「柏木宏之の川と道の情報BOX」および「柏木宏之の防災お役立ち情報」といった番組でパーソナリティを務めました（いずれも放送終了）。現在も、オートバイ情報番組「Like a Wind」にレギュラー出演し、バイクに関する情報を発信し続けています。

近年の取り組み

近年は、活動の場がさらに広がっています。オートバイウェアのファッションブランドのビジュアル広告モデルを務めるなど、モデルとしての経験を活かしています。さらに、ヘルメットブランドKABUTOとの協力で、デザインプロデュースを手掛けるなど、クリエイティブな分野でも才能を発揮しています。

愛車遍歴

これまでに複数のオートバイを所有しており、過去にはヤマハ・セロー225やカワサキ・エリミネーター125を愛用していました。2007年12月には大型二輪免許を取得し、現在はその取得を機に購入したドゥカティ・モンスター696とホンダXLR200を所有しています。

好きなもの

プライベートな一面として、好きな有名人には横山剣や宮沢りえを挙げています。また、お気に入りの映画として、岩井俊二監督の「スワロウテイル」を挙げています。

まとめ

モデルとしてキャリアをスタートさせ、オートバイへの深い愛情を背景に、ライター、タレントとして独自の地位を確立した多聞恵美。雑誌連載での人気、テレビやラジオでの活躍、イベント司会、さらにはファッションやデザイン分野への進出と、その活動は多岐にわたります。多くのバイクファンから支持される存在として、これからも様々な場でその魅力を発信していくことでしょう。

主な出演歴

J:COMMUNITY 関西「Hometown 大阪・かわち 〜ええやん！〜」（2006年 - 2008年）
毎日放送ラジオ「柏木宏之の川と道の情報BOX」
毎日放送ラジオ「柏木宏之の防災お役立ち情報」
* サンテレビ／チバテレビ「Like a Wind」（2009年 - ）

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