夢チカ18

夢チカ18（ゆめちかじゅうはち）

『夢チカ18』は、北海道テレビ放送（HTB）が制作・放送する音楽番組で、2000年3月31日にスタートしました。この番組のテーマは「音楽・夢・18歳」で、主に若手アーティストを紹介し、彼らの夢の実現に寄り添うことを目的としています。ナレーションは土屋まり（HTBアナウンサー）によって行われています。

番組の概要

番組の初期の正式タイトルは「ユメミル、チカラ 18才の俺たちのように」であり、これには音楽への情熱や若者の夢を喚起する意図が込められています。この番組は、藤井フミヤと藤井尚之がプロデュースした新人アーティスト発掘のオーディションとも連動していて、放送時間は金曜日の深夜0時台であることが特徴です。この番組名の「ユメミル、チカラ」というフレーズは、当時のHTBのキャッチコピーに由来しています。

ナビゲーターの歴史

放送開始から2015年3月31日まで、数々のアーティストとのインタビューを行ったのは、TEAM NACSのメンバーである安田顕です。彼はこの15年間に、藤井フミヤ、矢沢永吉、aiko、GLAY、布袋寅泰など、合計101回にわたるアーティストへのインタビューを実施してきました。しかし、安田が東京での活動が増えるにつれ、ナレーション出演が主となり、降板に際しては多くの感謝の言葉を残しました。2015年4月から2020年8月までの間は、HTBアナウンサーである石沢綾子が後任として番組を引き継ぎました。そして2020年9月11日から現在に至るまで、土屋まりがナレーターを務めています。

レコードレーベル「Yumechika Records」

”夢チカ18”は、アーティストの成長をサポートするためのレコードレーベル「Yumechika Records」も設立しました。このレーベルからは、福原美穂などのアーティストがメジャーデビューを果たすなど、成果を上げています。また、番組内で制作されるプロモーションビデオに関しては、HTBの多才なディレクター陣が担当しています。

特徴的な企画

2004年には、北海道で単独公演を行っていないアーティストが北海道を旅行しながらライブを行う企画も実施され、その中でコブクロややなわらばーが参加しました。このような企画を通じて、音楽を愛する人々との絆を深めています。

放送時間の変遷

放送時間については、初めは金曜深夜0時台でスタートしましたが、その後2002年から月曜深夜0時台に移動。2020年4月以降は新型コロナウイルスの影響で休止が続きましたが、現在は第3水曜1:20 - 1:50に放送されています。また、毎年8月の『熱闘甲子園』時期には放送時間が変更されることがあります。

今後の展望

『夢チカ18』は、北海道の音楽シーンの発展を支える重要な番組として、今後も多くのアーティストを紹介し、視聴者に感動を与えることを目指しています。この番組は、音楽が持つ力を再確認し、夢を追う若者たちを応援する存在であり続けるでしょう。

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