夢妃杏瑠

夢妃杏瑠（ゆめき あんる）：宝塚歌劇団星組から未来へ羽ばたく才能

夢妃杏瑠さんは、兵庫県伊丹市出身の元宝塚歌劇団星組娘役です。1月16日生まれ、身長161cm。愛称は「あんる」として親しまれていました。宝塚音楽学校を経て、2007年、93期生として宝塚歌劇団に入団。初舞台は星組公演『さくら／シークレット・ハンター』でした。

入団成績は16番と優秀な成績でスタートを切ると、持ち前の歌唱力と表現力を活かし、星組において数々の作品に出演。新人公演では、音花ゆりさんや毬乃ゆいさんといった先輩の役を演じるなど、早くからその実力を発揮しました。主な役どころとしては、クラシック作品から現代作品まで幅広く、コミカルな役からシリアスな役までこなす高い演技力と表現力を見せつけました。

特に印象的なのは、新人公演での活躍です。『My dear New Orleans』ではベッシー役、『太王四神記 Ver.II』ではファーヨム役、『ハプスブルクの宝剣』ではリディア役など、主要な役を次々と務め、その存在感を示しました。さらに、『ロミオとジュリエット』ではキャピュレット夫人役を演じ、ベテランの風格すら感じさせる演技で観客を魅了しました。

また、2010年『宝塚花の踊り絵巻』『愛と青春の旅だち』では初エトワールを務めるなど、華やかな舞台を彩る存在として活躍しました。その後も、『オーシャンズ11』や『ロミオとジュリエット』といった人気作品に出演し、様々な役柄に挑戦。その高い演技力と表現力は、観客の心を掴んで離しませんでした。

星組での14年間、夢妃杏瑠さんは数々の舞台で輝きを放ちました。その舞台経験は、後輩たちにとって貴重な財産となっていることでしょう。2021年12月26日、『柳生忍法帖／モアー・ダンディズム!』東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

宝塚歌劇団在籍中は、『さくら／シークレット・ハンター』、『エル・アルコン-鷹-／レビュー・オルキス-蘭の星-』、『THE SCARLET PIMPERNEL』、『My dear New Orleans／ア ビヤント』、『太王四神記 Ver.II』、『ハプスブルクの宝剣／BOLERO』、『ロミオとジュリエット』、『ノバ・ボサ・ノバ／めぐり会いは再び』、『オーシャンズ11』、『ダンサ セレナータ／Celebrity』、『宝塚ジャポニズム〜序破急〜／めぐり会いは再び 2nd〜Star Bride〜／Étoile de TAKARAZUKA』、『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯に-』、『太陽王〜ル・ロワ・ソレイユ〜』、『The Lost Glory -美しき幻影-／パッショネイト宝塚!』、『黒豹の如く／Dear DIAMOND!!』、『こうもり／THE ENTERTAINER!』、『桜華に舞え／ロマンス!! (Romance)』、『ベルリン、わが愛／Bouquet de TAKARAZUKA』、『ANOTHER WORLD／Killer Rouge』、『GOD OF STARS -食聖-／Éclair Brillant』など、多くの作品に出演しました。さらに、バウホール公演や全国ツアーにも積極的に参加し、幅広い舞台経験を積みました。

退団後は、舞台を中心に活動を続け、『Dramatic City “夢”』などに出演しています。今後の活躍にも期待が高まります。宝塚歌劇団での経験を活かし、さらに磨きのかかった演技で、多くの観客を魅了し続けることでしょう。 夢妃杏瑠さんの今後の活躍に注目しましょう。

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