アルバム『夢見る宇宙』について
『夢見る宇宙』(ゆめみるうちゅう)は、日本のロックバンド
BUCK-TICKによる18枚目のオリジナル
アルバムで、
2012年9月19日に自主レーベルLingua Soundaからリリースされました。この
アルバムは、前作『
RAZZLE DAZZLE』から約2年ぶりの新作として、多くのファンに期待されていました。
この
アルバムは、
BUCK-TICKとしては自主レーベルの立ち上げ後初のオリジナル作品であり、特別な意味を持つ作品です。初回限定版には特典
DVDが付属しており、視覚的にも楽しむことができるスペシャル・パッケージ仕様となっています。また、初回盤のジャケットデザインには、オーストリアの画家グスタフ・クリムトの名画『金魚』が使用されています。この由来は、デザイナーの秋田和徳による提案から来ており、彼はクリムトの反骨精神がバンドのイメージに合致するのではないかと考え、ジャケットを選定しました。バンドのファンクラブ名が「FISH TANK」となっていることも、同じくジャケットデザインに影響を与えています。
収録曲について
アルバムには多彩な楽曲が収録されており、それぞれの曲がバンドの個性を際立たせています。リードトラックとして選ばれた「エリーゼのために -ROCK for Elise-」は、先行
シングルとしても注目を集め、続く「CLIMAX TOGETHER」や「LADY SKELETON」もファンの間で話題となりました。さらに、「ONLY YOU -WE ARE NOT ALONE-」は、
シングル「
MISS TAKE 〜僕はミス・テイク〜」の
カップリング曲であり、原曲とは異なるアレンジが施された生のホーンセクションを取り入れています。
特に、リーダーでありギタリストの
今井寿の作曲が光る作品が多く、彼が作り上げた音の世界観が広がっています。また、
櫻井敦司の作詞も見逃せないポイントであり、彼の独特の感性が楽曲に深みを与えています。
参加ミュージシャン
バンドのメンバーは、
櫻井敦司(ボーカル)、
今井寿(
ギター、ノイズ、コーラス)、
星野英彦(
ギター、コーラス)、樋口豊(ベース)、
ヤガミトール(ドラムス)といった実力派揃いです。さらに、サポートミュージシャンとして、
横山和俊(
マニピュレーター、
シンセサイザー)、CUBE JUICE(シンセ・マニピュレート)、タブゾンビや元晴(SOIL&