大串敦

大串敦

大串敦（おおぐし あつし、1973年 - ）は、日本の政治学者であり、慶應義塾大学法学部政治学科教授を務めています。専門は、旧ソビエト連邦構成共和国の政治です。

人物・経歴

大串敦は1996年に獨協大学法学部法律学科を卒業後、研究の道に進みます。2005年にはグラスゴー大学大学院社会科学研究科政治学部博士課程を修了し、Ph.D.（政治学）を取得しました。帰国後は、北海道大学スラブ研究センターで学術研究員（21世紀COE非常勤研究員）として研究に従事し、その後、日本学術振興会特別研究員を務めました。

2010年からは早稲田大学政治経済学術院助教、2011年からは大阪経済法科大学法学部准教授として教鞭を執り、2012年にはロシア東欧学会理事に就任しました。2013年、慶應義塾大学法学部政治学科准教授となり、2019年には北海道大学スラブ研究センター客員准教授も兼任しました。2020年、慶應義塾大学法学部政治学科教授に昇任し、現在に至ります。

専門はロシア政治、および旧ソビエト連邦構成共和国の政治であり、関連分野の研究に力を入れています。

著作

"The Demise of the Soviet Communist Party" Routledge 2008年

編集

『体制転換後のロシア内政の展開』（林忠行と共編）北海道大学スラブ研究センター 2007年
* "Post-communist transformations : the countries of Central and Eastern Europe and Russia in comparative perspective"（林忠行と共編）北海道大学スラブ研究センター 2009年

大串敦は、その専門知識と研究業績により、日本のロシア政治研究における重要な貢献者の一人として評価されています。

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