大久保公策

大久保公策

大久保公策（おおくぼ こうさく、1959年11月-）は、日本の医学者であり、総合研究大学院大学（国立遺伝学研究所）教授、DBCLS教授、生命情報・DDBJ研究センター センター長を務めています。特にアナトモグラフィーの開発責任者として知られています。

経歴

1982年に東京大学工学部を卒業後、大阪大学医学部に学士編入し、1986年に首席で卒業、医師免許を取得しました。臨床医として1年間現場での経験を経た後、大阪大学大学院へ進学。1991年に「cDNAに基づくヒトゲノムプロジェクトの提唱」というタイトルの論文で医学博士号を取得しました。その後は研究者としての道を歩み、分子生物学を専門としています。

研究活動

2003年に国立遺伝学研究所の教授に就任してからは、世界中に分散している生命科学分野のデータベースを統合し、より使いやすい形で利用できるようにインターフェースなどを整備する活動・研究に力を入れています。生命科学データの共有と活用を促進するための基盤作りに貢献しています。

略歴詳細

1982年: 東京大学工学部（合成化学）卒業
1986年: 大阪大学医学部卒業
1986年: 医籍登録
1990年: 大阪大学医学研究科博士課程修了
1991年: 博士号取得（医学博士）
1991年: 大阪大学細胞生体工学センター助手
1995年: 大阪大学細胞生体工学センター助教授
2002年: 九州大学生体防御医学研究所教授
2003年: 国立遺伝学研究所生命情報・DDBJ研究センター教授（現職）

関連事項

DDBJ（DNA Data Bank of Japan）: 日本の核酸配列データベース
アナトモグラフィー: 人体構造を可視化するソフトウェア

外部リンク

研究室ホームページ - 国立遺伝学研究所
研究キャリア紹介 大久保公策

ビデオ

「デジタル科学への最後のステップ」 - 「科学における情報の上手な権利化と共有化」シンポジウム(東京大学、2009年10月5日)
* 科学データは誰のものか？ - 統合データベース講習会：AJACS博多(九州大学、2008年10月18日)

もう一度検索