大久保駅 (秋田県)

大久保駅の概要

大久保駅（おおくぼえき）は、秋田県潟上市昭和大久保字下虻川境にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）奥羽本線の駅です。この駅は、中央本線や山陽本線の大久保駅と区別するため、発着の切符には「（奥）大久保」と印字されます。また、当駅は過去に特急や急行列車の停車駅であったこともあります。

歴史

大久保駅は1902年10月21日に国鉄の駅として開業し、当初は南秋田郡大久保村に位置していました。1903年には大久保電信取扱所が設けられ、公衆電報の取り扱いが開始されます。1981年には貨物の取り扱いを廃止し、1984年には荷物の取り扱いも終了しました。

1986年には駅員無配置の簡易委託駅に移行し、1987年には国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となりました。2010年には追分駅から土崎駅に管理駅が変更され、2015年には駅舎の改築工事が行われ、仮駅舎での営業が開始しました。改築工事は2015年12月26日に完了し、新しい駅舎が供用を開始しました。

2016年にはすべての快速列車が停車する駅となり、同年3月27日には仮駅舎が撤去され、完全な営業が再開されました。最近の出来事としては、2023年1月24日に普通列車が停止位置を超えるオーバーランを起こしましたが、乗客にけがはありませんでした。

駅の構造

大久保駅は、相対式ホーム2面2線を備えた地上駅です。ホーム同士は跨線橋で結ばれており、かつては単式・島式ホームの3線構造でしたが、旧3番線の線路は撤去されました。現在、この駅は土崎駅が管理する簡易委託駅となっており、潟上市がその業務を委託しています。

利用状況

JR東日本のデータによれば、2023年度には大久保駅の1日平均乗車人員は339人であり、2000年度以降の乗車状況は変化を見せています。2010年度と2011年度のデータは公表されていないものの、駅の利用は近年安定しています。

駅周辺

大久保駅の周囲には、地域の商業施設や公共交通機関へのアクセスがあり、地元住民にとって便利な交通の要所となっています。また、隣接する追分駅や羽後飯塚駅へのアクセスも簡単で、周辺地域との結びつきも強いです。

隣の駅

大久保駅の隣には、JR東日本の奥羽本線において、追分駅、羽後飯塚駅が位置しています。これにより、長距離の移動や周辺地域へのアクセスが容易です。

まとめ

大久保駅は、秋田県潟上市の重要な交通拠点として、長い歴史を持つ駅です。近年の駅舎の改築や利用状況の変化により、地域の交通の利便性を高める役割を果たしています。今後の発展にも期待が寄せられる、地域に根付いた駅です。

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