大内弘成

大内弘成（おおうち ひろなり）は、鎌倉時代に周防国（現在の山口県）を拠点とした武士であり、大内氏の第19代当主として知られています。

生涯

弘成は、先代当主である大内満盛の子として生まれました。寛元2年（1244年）9月18日頃に亡くなり、その後は息子である弘貞が家督を継承しました。

弘成の父、満盛の時代から大内家は大きく発展し、その勢力を拡大しました。この発展期において、大内家は幕府の出先機関である六波羅探題から、実質的に守護大名と同等の扱いを受けていたと考えられています。これは、大内家が地域において大きな影響力を持っていたことを示唆しています。

大内弘成の時代は、大内氏が後の戦国時代における有力大名へと成長していくための基礎を築いた重要な時期であったと言えるでしょう。

参考文献

防長新聞社山口支社編 編『近世防長諸家系図綜覧』三坂圭治監修、防長新聞社、1966年3月。
復刻 御薗生翁甫 著「付録 新撰大内氏系図」、田村哲夫編修 編『近世防長諸家系図綜覧』三坂圭治監修（復刻版）、マツノ書店、1980年11月。

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