大分県立大分南高等学校

大分県立大分南高等学校について

大分県立大分南高等学校（おおいたけんりつ おおいたみなみこうとうがっこう）は、大分県大分市に位置する公立の高等学校です。この学校は、1983年に設立され、当時の高校生の急増に対応するために新設されました。南高は、「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」に指定されており、専門的な職業人材の育成に重点を置いています。通称は南（みなみ）または南高（みなみこう）と略され、多くの生徒に親しまれています。

学校の概要

大分南高校は、大分市の南部に位置し、全日制課程を提供しています。この学校には普通科と福祉科が設置されており、学びたい分野に応じて選択することが可能です。開校当初、学級数は10クラスというマンモス校でしたが、少子化の影響を受けて学級数は徐々に減少しています。2005年度から2学期制を導入しましたが、2011年度からは再び3学期制に戻りました。

設置学科

• - 普通科: 1年次に標準クラスと応用クラスを選択し、2年次からは文系、理系の各コースに分かれます。文Iコースと文IIコース、理Iコースと理IIコースがあり、それぞれ私立大学や国公立大学、専門学校を目指す生徒に分かれます。
• - 福祉科: 教育の一環として、福祉に関する専門知識と技術を習得するためのカリキュラムが提供されています。福祉科は、2008年に福祉関連の学科が新設された結果、普通科との併設が実現しました。

教育方針

この学校は、校訓の代わりに「校是」を掲げています。校是には「気力」「節」「友情」の3つの要素が含まれており、生徒がこれらの価値を大切にし成長することを促しています。

学校の歴史

大分南高校の開校は1983年にさかのぼります。この時期は団塊ジュニア世代が進学していたため、高校生が急増しました。開校初年度の入学生数は非常に多く、10クラスが設けられました。この後、日本全体で進む少子化によって、学級数は減少していきます。1999年からは9クラス、2002年度には8クラス、2005年度には7クラスと続き、最終的には2008年度には6クラスになりました。

2012年には新たに福祉科が設置され、現在では普通科6クラス、福祉科2クラスとなっています。入学者選抜の方式も変遷を経て、最終的には単独選抜に移行しました。

学校行事と活動

大分南高校では、毎年多彩な学校行事が行われています。その中でも「凱風祭」は、体育大会と文化の部を含む重要なイベントです。この祭りでは「南高体操」という独自の体操が行われ、多くの生徒が参加します。また、2年次には修学旅行もあり、近年では北海道を訪れることが多くなっています。

様々な出身者たち

大分南高校は、多くの著名な出身者を輩出しています。音楽プロデューサーの油布賢一や、元アナウンサーの菅未来、高嶋和代、映画監督の平川雄一朗など、さまざまな分野で活躍する卒業生がいます。また、スポーツの世界でも競技かるたの西郷直樹選手や、サッカー選手の姫野昂志選手などが名を馳せています。

交通アクセス

大分南高校へのアクセスは、JR九州の豊肥本線中判田駅から南西へ約1.2kmの距離にあり、徒歩で約16分で到着します。バスを利用することも可能で、地域の生徒たちにとって通学が便利な立地にあります。

このように、大分県立大分南高等学校は、高い教育の質と多彩な学びの場を提供する学校として地域に根付いています。

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