大分県立津久見高等学校

大分県立津久見高等学校の概要

大分県立津久見高等学校は、大分県津久見市に位置する公立の高等学校です。2012年に、旧・大分県立津久見高等学校、臼杵商業高等学校、海洋科学高等学校の3校が統合されて開校しました。津久見高校は、これまでの歴史を引き継ぎながらも新たなスタートを切った学校であり、地域に根ざした教育を行っています。

校史

旧・津久見高校は1939年に津久見町立工業学校として創立され、その後1944年に県立に移管されました。1948年には「大分県立津久見高等学校」に改称され、普通科と工業科を設置しました。1972年には全国高等学校野球選手権大会で優勝し、大分県内で甲子園大会優勝経験がある唯一の高校となりました。残念ながら、2014年に旧校は閉校されましたが、その歴史は新設された津久見高等学校に引き継がれています。

新設校は旧・津久見高校の校地を継承し、新たに地域のニーズに応える教育を展開しています。これにより、津久見高校は教育の質をさらに向上させることができるようになりました。統合時に旧校の在学生は新設校に転籍されず、旧校の閉校式は在校生が卒業する2014年に行われました。

学科の紹介

新・津久見高校では、学科の選択肢が多様化しており、学生は自身の興味や将来の進路に応じたコースを選択することができます。

• - 普通科: 学びの基盤となり、進学や就職を目指す学生にとって幅広い選択を提供します。
• - 探求コース: 深い知識や専門性を求める生徒向けのコースです。
• - 応用コース: 現実の社会で即戦力となる技能を重視したカリキュラムです。
• - 生産機械科, 電気電子科: 専門技術を学ぶためのコースで、工業分野でのキャリアを目指す学生に適しています。
• - 会計システム科, 総合ビジネス科: ビジネススキルを高め、商業分野でのキャリアを支援します。

これらの学科は総合選択制が採用されており、生徒は自らの進路に合わせてカスタマイズした学びを得ることができます。

甲子園の名門

津久見高校は、その野球部が非常に優れた成績を収めてきました。特に、1967年と1972年には春と夏の甲子園大会で優勝し、九州の高校の中でも特異な存在です。2023年現在、沖縄県を除く九州内で春夏両方での優勝を果たした高校は津久見高校が唯一です。

著名な卒業生

津久見高校の卒業生には、政治家やスポーツ選手が多数います。市長を務める川野幸男氏、元プロ野球選手の田中喜八郎氏や高橋直樹氏など、様々な分野で活躍している人物がいます。これからも津久見高校は、地域に貢献し続ける教育の場として広がりを見せることでしょう。

最後に

大分県立津久見高等学校は、歴史ある教育機関としてこれからも多くの若者たちに新たな夢の実現をサポートしていくことでしょう。地域社会と一緒に成長する姿勢は、これからの日本の教育にも必要不可欠な要素であるといえるでしょう。

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