大分県立総合文化センター

iichiko総合文化センター：大分県の文化の拠点

大分県立総合文化センター、通称iichiko総合文化センターは、大分市にある多目的な文化施設です。このセンターは、OASISひろば21の一部として1998年に完成し、老朽化した旧大分県立芸術会館の後を受け継ぐ形で設立されました。

概要と歴史

iichiko総合文化センターは、文化活動を支える場として、様々なイベントや展示会などが行われています。その施設は、地元の文化振興に大きく寄与しており、多くの人々が訪れる人気のスポットとなっています。また、2005年4月からは酒造メーカーの三和酒類が命名権を取得し、センターの愛称が「iichiko総合文化センター」に変更されました。

この命名権は、2020年4月には2年契約で延長され、引き続き多くの地域イベントや文化活動がここで行われることが期待されています。年間契約額は5,000万円（税別）で、三和酒類の主要商品「いいちこ」の名が冠されています。

リニューアル

最近、iichiko総合文化センターでは天井の耐震改修工事が行われており、2023年4月1日から一時利用が休止されていました。しかし、2024年にはグランシアタと音の泉ホールの利用が再開される予定です。このリニューアルによって、車椅子用の座席スペースが増設され、グランシアタでは33台、音の泉ホールでは16台分のスペースが確保されます。こうした改修工事は、センターを訪れる全ての人々にとって、より快適で安全な環境を提供することを目指しています。

センター内の施設

グランシアタ

iichikoグランシアタは、センター内で最大のホールであり、座席数は1,966席です。このホールは、囲み型のデザインを採用しており、残響可変装置によって約1.5秒から2秒までの間で残響時間を調整できるため、コンサートなどの多様なニーズに対応しています。

音の泉ホール

次に、音の泉ホールは中規模のホールで、シューボックス型の設計がされています。ここでは710席が用意されており、残響時間は1.5秒から1.8秒まで調整可能です。

アトリウムプラザ

iichikoアトリウムプラザは、1400平方メートルの広さを誇るエントランスの広場で、ミニコンサートや展示会など、多様なイベントが開催されています。

Space Be

さらに、iichiko Space Beは練習室や映像小ホール、さらに県民ギャラリーなど、様々な文化活動が行えるスペースがあります。これにより、地域住民の文化活動を促進するための取り組みも進められています。

アクセス

大分駅からは徒歩8分という好立地にあるため、多くの訪問者がアクセスしやすく、観光スポットとしても注目されています。

このように、iichiko総合文化センターは、大分市における文化の中心として、地域の文化活動を支える重要な役割を果たしています。

もう一度検索