大前恵比寿神社

大前恵比寿神社

概要

大前恵比寿神社は、栃木県真岡市にある神社で、そのシンボルとも言えるのが、高さ20メートルにも及ぶ巨大なえびす像です。このえびす像は、一般的な鯛ではなく、金色の鯉を抱えている点が特徴的です。この神社は、商売繁盛や金運招福にご利益があるとして、関東地方だけでなく全国各地から参拝者が訪れます。

祭神

大前恵比寿神社の祭神は、恵比寿様（事代主神）です。恵比寿様は、延喜式内大前神社の主祭神である大国様（大国主神）の御子神であり、親子で力を合わせ、産業発展の基礎を築いたとされています。また、恵比寿様は人々に知恵を授け、常に笑顔を絶やさず幸福を与える神様として、「福の神様」として古くから崇められてきました。大国様と恵比寿様は「二福神」として知られています。

えびす像と鯉

大前恵比寿神社のえびす像は、一般的なえびす様が抱える鯛ではなく、全長5メートルにもなる金色の鯉を抱えています。これは、大前神社と鯉の深い関係に由来します。古くから、お酒を鯉に飲ませて、近くを流れる五行川に放流する慣習があり、現在でも5月5日には鯉の放流が行われています。

年中行事

大前恵比寿神社では、年間を通して様々な祭事が行われます。

1月：元旦初詣、恵比寿講祭、初えびす祭（例大祭）
2月：大節分祭
3月：祈年祭
7月：真岡荒神大祭礼、夏越祭
9月：健康長寿祭
11月：新嘗祭
12月：恵比寿講祭、恵比寿神社大祭

神徳

大前恵比寿神社の神徳は非常に広大ですが、特に金運招福、商売繁盛、健康長寿、災難厄除の神徳が顕著であるとされ、関東・東北地方をはじめ全国的に崇敬されています。また、恵比寿様は「一言明神」とも呼ばれ、一つの願い事を3年間かけて祈願すると必ず叶うと言い伝えられています。

五行福銭水

境内には、回遊式日本庭園「五行神水園」の中に「五行福銭水」があります。この神水は、商売を始める際や重要な取引の際に用いると、種銭が大きく実を結ぶとされています。えびす様の霊威が宿るこの神水は、商売人にとって特別な存在です。

外部リンク

大前恵比寿神社（公式サイト）
* 大前神社（公式サイト）

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