大原ますみ

大原ますみの生涯と業績

大原ますみ（本名：蝦原理代子）は、1942年11月17日生まれで東京都出身の著名な女優です。彼女は元宝塚歌劇団雪組・星組の主演娘役スターとして広く知られており、その華やかな舞台パフォーマンスで多くの観客を魅了しました。また、公称身長は161cmで、宝塚時代には「エビちゃん」という愛称で親しまれていました。彼女の芸名は、最初に「八方まつみ」として名乗っていましたが、1966年に「大原ますみ」に変更しました。

宝塚歌劇団時代の軌跡

大原は1964年に宝塚歌劇団に入団し、その際の入団成績は娘役としては首席にあたる2位という優れたものでした。彼女の初舞台は『花のふるさと物語』で、1964年3月27日に宝塚大劇場での公演がスタートしました。彼女は「50期生」として、女優の鳳蘭や汀夏子と同期であり、その豪華な仲間たちと共に宝塚の華やかな世界に舞い降りました。

1966年には雪組に配属され、翌年には『紫式部』で初のヒロインを務めるなど、次第に存在感を増していきました。1970年には星組に移籍し、主演娘役として「ゴールデントリオ」として鳳蘭や安奈淳と共演し、その名を揚げました。このトリオは長い間、観客の記憶に残るほどの人気を博しました。

宝塚退団後の活動

1974年に宝塚を退団した後も、大原ますみは多様な舞台やテレビドラマで活躍し続けます。特に、一人芝居三部作『ビラは降る』では文化庁芸術祭賞を受賞し、その演技力と表現力が改めて評価されました。さらに、2005年には『ヤンレツル三部作』を日本及びチェコ（プラハなど）で成功裏に上演し、国際的な舞台でも定評を得ました。

主な舞台作品

彼女の舞台経歴には、多くの著名な作品が含まれています。代表的な舞台には、雪組時代の『花のふるさと物語』や『春風とバイオリン』、星組時代の『虞美人』などがあります。退団後も『屋根の上のヴァイオリン弾き』や『シンデレラ』など、幅広いジャンルの作品に出演し、その演技は多くの観客に感動を与えています。

テレビでの活動

また、テレビドラマでも多くの重要な役を演じています。『伝七捕物帳』や『名前の無い女』など、幅広い役柄に挑戦し、その演技力を発揮しています。最近では、BS1スペシャル「女優たちの終わらない夏・終われない夏」で取り上げられるなど、彼女の長年の活躍が注目されています。

結論

大原ますみは、宝塚歌劇団を起点として、長いキャリアを通じて日本の舞台芸術に多大な影響を与えてきた女優です。これからも新たな作品に挑んでいく彼女の活躍が楽しみです。

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