大原康裕

大原康裕（おおはら やすひろ）は、1961年2月21日生まれ、愛知県出身の俳優、声優です。文学座に所属し、舞台を中心に、テレビドラマ、映画、アニメ、吹き替え、ナレーションと多岐にわたる分野で活躍しています。

テレビドラマ

大原康裕は、数多くのテレビドラマに出演しており、その演技力が高く評価されています。

1990年、NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」に出演。
1996年、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ「幸福の予感」で関根悟役を演じました。
2000年、火曜サスペンス劇場「指名手配3」では中学校教師・添田役を演じ、複雑な役どころを見事に表現しました。
2003年、東海テレビ・フジテレビ系ドラマ「幸せ咲いた〜結婚相談所物語〜」に出演。
NHK教育テレビ「虹色定期便」では、主人公の父親役を演じ、温かい人柄を表現しました。
人気ドラマ「相棒」シリーズには、2度出演しており、それぞれ異なる役柄を演じています。
2010年、「相棒 Season 8」では、鈴川管工社の社長・小沢役として、物語に深みを与えました。
2013年、「相棒 Season 12」では、大東亜産業の専務・高山哲治役で、事件の鍵を握る人物を演じました。
2011年、NHKスペシャル「圓の戦争」に出演。
2016年、東海テレビドラマ「日本のヴァイオリン王〜名古屋が生んだ世界のマエストロ 鈴木政吉物語〜」では、校長先生役を演じ、名古屋ことばの指導も担当しました。
2016年、テレビ東京系「水曜ミステリー9」の「諏訪のスゴ腕警察医」では大家役として出演。
2022年、WOWOWドラマ「邪神の天秤　公安分析班」で笠原繁信役を演じました。
2022年、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」で山原小中学校校長役として出演し、沖縄の教育現場を支える人物を演じました。
2022年、日本テレビ系ドラマ「パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜」第8話に今井役で出演。
2024年、テレビ朝日系ドラマ「JKと六法全書」第5話では裁判長役を演じました。
2024年、テレビ大阪系ドラマ「買われた男」第9話に客の夫役で出演。
* 2024年、関西テレビ・フジテレビ系ドラマ「モンスター」第10話・最終話に裁判長役で出演。

映画

映画では、1995年の「午後の遺言状」、2000年の「三文役者」、2012年の「テルマエ・ロマエ」、2013年の「風立ちぬ」など、様々な作品に出演しています。特に「三文役者」では、衣装係としても参加し、マルチな才能を発揮しました。

舞台

大原康裕は、文学座に所属していることもあり、数多くの舞台に出演しています。1988年の初舞台『近松女敵討』を皮切りに、『春のめざめ』、『一本刀土俵入』、『似顔絵のひと』、『猫ふんじゃった』、『きらめく星座』、『晩菊』、『恋ぶみ屋一葉』、『ハムレット』、『雨』、『河をゆく』、『クロイツェル・ソナタ』、『月の光にさそわれて』、『土曜・日曜・月曜』、『華々しき一族』、『最後の晩餐』、『マクベス』、『モンテ・クリスト伯』、『アラビアンナイト』、『紙屋町さくらホテル』、『数字で書かれた物語』、『長崎ぶらぶら節』、『山の巨人たち』、『花咲くチェリー』、『ダーウィンの城』、『岸田國士傑作短編集』など、幅広いジャンルの作品でその演技力を発揮しています。

近年では、「デルフィニア戦記」シリーズでブルクス役を演じ、その重厚な演技で観客を魅了しました。2023年には、『女学者たち』に出演しています。

テレビアニメ

2007年には「やっとかめ探偵団」に声優として参加しました。

OVA

2000年、「銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦」でノルデン少将の声を担当しました。

吹き替え

海外作品の吹き替えも担当しており、「アメリア 永遠の翼」、「エミリー・ローズ」、「キングコング」、「スリング・ブレイド」などで、その声の表現力で作品に深みを与えています。

ナレーション

「ジョージア」、「チョコラBB」など、CMや企業VPでナレーションを担当しています。

CM

「花王ハミング」、「クロネコヤマト」、「我が家は焼き肉屋さん」など、多くのCMに出演しています。

ラジオ

NHKラジオ第2で朗読「坊っちゃん」を担当し、好評を得ました。2024年10月からは、NHK-FM「朗読の世界」で再放送されます。

また、NHK-FM「青春アドベンチャー」では、「あずかりやさん」に出演し、声優としての才能を発揮しています。

大原康裕は、長年にわたり、演劇界を支え、多くの人々に感動を与えてきました。その多才な才能と豊かな表現力で、これからも様々な分野での活躍が期待されています。

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