大和邦久

大和邦久：音楽と個性の軌跡

大和邦久（やまと くにひさ、1963年4月25日 - ）は、群馬県伊勢崎市で生まれ、後に茨城県守谷市で育ちました。幼少期に父親から買い与えられたピアノをきっかけに音楽に親しみ、13歳でギターを独学で始めるなど、早くから音楽への情熱を育んでいきました。

LOOKでのデビューとバンド活動

1985年、大和邦久は「シャイニンオン・君が哀しい」のヒットで知られるLOOKの新たなボーカリストとしてデビューを果たします。LOOK脱退後は、1990年にL3C（LOOK LONESOME LANE CLUB）を結成し、その後The Becauz、BECAUZとバンド名を変えながら活動を続けました。

ソロ活動の開始とYAMATO名義

1995年からはソロ活動を開始し、1997年にはYAMATO名義でシングル「Field of dreams～君の生まれた町へ～」をリリースしました。その後、1998年からは大和邦久名義で活動しています。この名義変更は、バンドや戦艦と間違われることを避けるためだったそうです。

音楽性と人物像

大和邦久は、ジョン・レノンの大ファンであり、音楽的にもビートルズからの影響を強く受けています。また、頭の回転が早く、会話が自己完結してしまうこともしばしばあるそうです。性格は几帳面で神経質な面がある一方で、物事に動じないタフな一面も持ち合わせています。

花と淡い色合いを好み、ステージ衣装には常に花柄を纏うことをポリシーとしています。特に、デフォルメされた図案よりもリアルで細密な花の絵柄を選ぶ傾向があるそうです。また、発酵食品愛好家としても知られており、特に臭気の強い食品や酸味の利いた漬物を好みます。世界一臭い缶詰と言われるシュールストレミングも味わって食べるほどの通であるそうです。

交通事故からの復活

2005年1月、長年の沈黙を破りライブ活動を再開しますが、その直前の2004年12月28日深夜、交通事故に遭遇し胸骨を骨折する重傷を負いました。医師からは安静を言い渡されましたが、痛みをこらえてライブ本番を乗り切りました。この事故の後、骨折箇所は完治することはないと診断されたそうです。

多彩なディスコグラフィ

大和邦久は、L3C、The Becauz、BECAUZ、そしてソロとして数多くのシングルとアルバムをリリースしています。また、CMソングやキャンペーンソングの制作、Vシネマへの出演など、幅広い分野で活躍しています。

シングル

L3C（LOOK LONESOME LANE CLUB）
さよならは冬の星座
もっともっと
The Becauz（BECAUZ）
Silly Girl
LADY ANNA
Club Mersey Beat
輝いていて
あのときめきをもう一度
明日、君に愛を
WELCOME TO SUMMER～二度目の夏～
ソロ
Field of dreams～君の生まれた町へ～
Leave Me Alone

アルバム

L3C（LOOK LONESOME LANE CLUB）
I LOVE YOU（MMG：1990年3月25日：AMCX-4065）
The Becauz（BECAUZ）
Becauz（VAP：1992年6月21日：VPCC-80468）
SOMETHING NEW（VAP：1993年8月1日：VPCC-81015）
I'm IN LOVE（VAP：1994年7月1日：VPCC-81054）
ソロ
STILL BLUE（Blue Crescennt:2018年9月25日：BC-0001）



大和邦久の音楽は、その個性的な人物像とともに、多くのファンを魅了し続けています。

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