大喜利 (笑点)

笑点の大喜利コーナーについての概要

日本テレビで放送されている『笑点』の大喜利コーナーは、幅広い年齢層に愛され、長年にわたり親しまれてきました。このコーナーは、基本的には演芸の後に行われ、時には拡大版として放送されることもあります。特別企画では、アナウンサーや若手の落語家たちを招き、笑点のメンバーと対抗戦を行うこともあり、様々な形式で楽しませています。

開始当初の演出の変遷

初代司会者である立川談志から、4代目司会者の5代目圓楽が就任する1983年までは、CM明けにメンバー全員が板付きで挨拶を始めていました。しかし、1983年4月からは、当時のディレクター飯田達哉の提案で、落語家が舞台に上がる時の動きを取り入れた演出へと変更されました。現在では、当初から順番にメンバーが入場し、最後に司会者が入る形式が確立しています。

大喜利の進行とルール

大喜利が始まる際、司会者が「〇〇な皆様方のご挨拶からどうぞ」と指示します。メンバーはそれぞれ短い挨拶を行いながら、自身のイベントや新刊を告知することもあります。その後、司会者が大喜利の基本的なルールを説明します。良い回答には座布団を与え、悪い回答には没収するというシンプルなルールです。

大喜利の収録と放送

実際の収録では、テレビ放送の2〜3倍の時間がかかることがあります。これは答えを考えるための時間が必要だからです。また、近年の放送では、リモート形式から収録に移行し、以前のオープニングの演出は省略されています。3問目が終了すると、出演者のやり取りが放送されたままエンディングになるなど、最近の放送スタイルにも変化が見られます。

座布団の役割と起源

初期の大喜利ではペナルティを与えるために、「顔に墨を塗る」などの方法が考えられていましたが、落語家が喜ぶ形式として「座布団」を贈るアイデアが提案されました。この発想をしたのがのちのプロデューサー小暮美雄です。座布団を使うことで、良い回答に対する褒美の形になることが定着しました。

大喜利の基本ルール

大喜利は3問構成で、司会者が出題し、メンバーが挙手制で回答を行います。面白い回答には座布団が与えられたり、下品な回答やつまらない回答には懲罰が与えられることが多いです。座布団を獲得したメンバーは、次回にもその枚数を持ち越せるルールですが、特殊な回ではリセットが行われることがあります。

進行のスタイルや独特の演出

さらに、このコーナーでは座布団10枚を達成することで豪華な賞品がもらえる仕組みがあり、その記録を達成すること自体が盛り上がりを生む一因ともなっています。また、ギャグそのものやその場の流れによって座布団の獲得や返却が行われるため、緊張感とユーモアが交錯する楽しさがあります。

競技やキャラ付け

大喜利メンバーにはそれぞれキャラが設定されており、好楽の貧乏キャラや小遊三の変態キャラなど、多様なマイナス面が際立っていることも笑いを生む要素になっています。また、番組の進行やネタには台本が存在するという噂があるものの、実際にはメンバーのアドリブも多く、大喜利の「コールアンドレスポンス」を楽しむスタイルが強調されています。

結論

このように、日本テレビの『笑点』大喜利コーナーは、ルールや進行に独特の変遷を持ちながら、今もなお多くの人々に愛されています。これからも笑いを提供し続けることでしょう。

もう一度検索