大垣大橋

大垣大橋の概要と歴史

大垣大橋（おおがきおおはし）は、岐阜県道18号大垣一宮線に位置する橋で、揖斐川を跨いでいます。1963年3月に供用を開始し、当初は有料道路として親しまれてきました。この橋は、長良川にかかる羽島大橋と揖斐川にかかる大垣大橋の間にかつて存在した大垣羽島道路に属しており、道路整備は岐阜県が担い、運営は日本道路公団が行っていました。1970年代末には無料開放が始まり、1980年11月からは料金が不要となりました。

橋の寸法と構造

大垣大橋の全長は460.2メートルで、橋の幅は7.5メートルです。この構造的な要素は、橋が持つ機能性を示しており、幅員は車両と歩行者が通行するのに十分な広さを確保しています。また、橋の所在地は岐阜県の大垣市直江町から安八郡安八町西結にかけて広がり、大垣市平町とも接しています。特に興味深いのは、平町が揖斐川の右岸と左岸の両側に広がっているため、ここが橋のどちら側により関連するのかという点です。

通行止めの歴史

しかし、時折、橋については重大な問題も発生しました。1991年1月、構造的な老朽化とボルトの破損に起因し、橋の連結部分に大きな段差が生じたため、1か月以上にわたって通行が全面的に禁止されました。この問題の影響で、上流に位置する揖斐大橋には大渋滞が発生しました。歩行者や自転車は通行可能でしたが、通行止めに伴い、車両は通常使用している車道を利用する必要がありました。通行再開後は、20トン以上の積載車両の通行が禁止される標識が設置され、数回にわたり修復作業のための通行止めが行われてきました。

加えて、1994年1月にも羽島大橋が同様の理由で1か月間通行止めとなる事態が発生し、地域の交通状況に影響を及ぼしました。これらの出来事は、橋の維持管理の重要性を再認識させるものであり、定期的に点検・修繕作業が行われる必要性を強調しています。

現在の利用状況

現在、大垣大橋は歩行者、自転車、車両が行き交う主要な交通路として利用されています。料金所の跡地はバス停に転用され、多くの住民や利用者に浸透した存在となっています。長年にわたり、地域の交通の要所としての役割を果たし続けており、周辺地域の発展にも寄与しています。

このように大垣大橋は、岐阜県における重要な交通インフラであり、今後も地域に根付いた存在として多くの人々に利用されることでしょう。

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