大垣市民会館

大垣市民会館の概要

大垣市民会館は岐阜県大垣市に位置し、1968年に開館しました。この文化施設は、1994年に財団法人大垣市文化事業団に業務が移管され、1998年からは同団体が管理する施設となりました。さらに2006年には指定管理者制度が導入され、文化事業団が指定管理者となりました。この団体は2012年に公益財団法人へと移行し、地域文化の振興に寄与してきました。

しかし、近年では老朽化が著しく、耐震性にも問題があるため、2024年3月31日をもって閉館が決定しました。その後、2024年度から2025年度にかけては、施設の解体が行われる予定です。

設備について

大垣市民会館は、様々な用途に利用できる設備を備えていました。ホールは広さが830.079㎡あり、1,394席を収容できます。これは、1階席が432席、2階席が570席、3階席が392席に分かれています。また、楽屋や会議室も完備されており、利用者に多様な選択肢を提供していました。特に、大楽屋や複数の会議室が設置されていることで、地域のイベントや会議の開催にも広く応えてきたのです。

特徴的な施設

建物のエントランスホールには、開館当初に設置された矢橋六郎のモザイク壁画「花の如くに」が飾られています。この作品は縦3.4メートル、横20.5メートルにも及ぶ大作で、地域の文化的なシンボルとして親しまれてきました。 解体前にはこの壁画が取り外され、保管されることとなっています。これにより、地域の文化財としての価値が守られることが期待されています。

利用案内とアクセス

大垣市民会館は、一般的な利用時間は午前9時から午後9時までで、水曜日が休館日とされています。祝日の翌日、年末年始の期間（12月29日から1月3日）も休業となります。また、交通アクセスも良好で、名阪近鉄バス「市民会館」バス停からは徒歩ですぐの距離に位置し、JR大垣駅からもアクセスしやすい便利な立地にあります。具体的には、荒尾線「市民会館」行きのバスが運行されており、国道258号からも車で約1分で到達可能です。

周辺環境

大垣市民会館の周辺には、大垣市民プールや医師会准看護学校、西濃運輸本社などの施設があります。地域の中心地として、文化活動に加え、さまざまなビジネスや教育活動の拠点ともなっていました。

このように、大垣市民会館は長年にわたって地域の文化やコミュニティに貢献してきた施設です。閉館後もその歴史は地域の人々の記憶に残り続けることでしょう。

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