大学設置・学校法人審議会

大学設置・学校法人審議会について

大学設置・学校法人審議会は、文部科学省に設置されている審議会の一つであり、主に公立・私立の大学や高等専門学校の設置に関する重要な事項を扱っています。この審議会は文部科学大臣からの諮問に応じて、学校法人に関連する事項の調査や審議を行い、教育制度の充実を図る役割を担っています。

設置の背景

この審議会は、1987年に設立されました。それ以前は、大学設置審議会と私立学校審議会が文部省で個別に機能していましたが、臨時教育審議会の答申を基に再編成され、大学設置・学校法人審議会および大学審議会（後の中央教育[[審議会]]大学分科会）が発足しました。この再編統合は、教育に関する審査の一元化を図るためのもので、効率的かつ効果的な審議体制を確立することを目的としていました。

審議会の構成

審議会は29名以内の委員で構成されおり、委員は文部科学大臣によって任命されます。任期は2年で、再任が可能です。委員の資格には、大学や高等専門学校の職員、私立学校法人の理事、または学識経験者が含まれます。

分科会の役割

審議会の中には、大学設置分科会と学校法人分科会の二つの分科会が存在します。

大学設置分科会

この分科会は学校教育法に基づいており、教育課程、教員組織、校地、校舎などに関する審査を行います。特に「大学設置基準」に適合しているかどうかを詳しく調査し、適切な教育環境が提供されるよう努めています。

学校法人分科会

一方、学校法人分科会は、私立学校法と私立学校振興助成法に基づいて動いており、主に財政計画や管理運営に関する項目を審査します。「学校法人の寄附行為及び寄附行為変更の認可に関する審査基準」に基づいて、学校法人の健全な運営を促進するためのチェックを行います。

委員名簿と任期

委員名簿には、大学設置分科会、学校法人分科会のそれぞれの委員が記載されており、平成30年4月から令和2年3月までの任期についての情報があらかじめ整理されています。これにより、透明性の高い審議活動が実現されています。

参考情報

このように、大学設置・学校法人審議会は日本の教育制度の基盤を形成するために重要な役割を果たしており、教育の質を向上させるために必要な審議を進めています。最新の情報や詳細については、文部科学省の公式ウェブサイトを参照することができます。

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