大宮ほこすぎ橋

大宮ほこすぎ橋

大宮ほこすぎ橋は、埼玉県さいたま市大宮区吉敷町に位置する歩道橋です。東日本旅客鉄道（JR東日本）の東北本線（京浜東北線、宇都宮線・高崎線、湘南新宿ライン）と、埼玉県道164号（旧中山道）を跨ぐように架けられています。この橋は、さいたま新都心の北部に位置し、さいたまスーパーアリーナと大宮氷川神社参道とを結ぶ「緑の回廊」というコンセプトに基づいて建設されました。

概要

大宮ほこすぎ橋は、東西を結ぶ連絡橋としての役割だけでなく、美しい景観も特徴です。そのデザイン性の高さから、ドラマの撮影場所としても利用されており、夜間にはライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。

2001年には、埼玉県街路整備推進協議会会長賞、彩の国さいたま景観賞、全日本建設技術協会全建賞を受賞しました。さらに、2003年には土木学会デザイン賞優秀賞を受賞するなど、そのデザインと技術が高く評価されています。

諸元

大宮ほこすぎ橋の構造形式は、バスケットハンドル型単純鋼管アーチローゼ桁です。主な諸元は以下の通りです。

全長: 約180m（取り付け部含む）
橋長: 98.126m（アーチローゼ桁部）
最大支間長: 95.000m
アーチライズ: 13.000m
幅員: 11.0m - 15.0m
工法: 手延べ送り出し工法
工事期間: 1999年6月 - 2001年3月
桁制作: 宮地鐵工所、サクラダ JV.
総工費: 約34億円
施工主体: 大宮市

この橋は、宮地建設工業（現：宮地エンジニアリング）の資料および、全建賞受賞報告に基づいて設計・建設されました。

作品

ドラマ

大宮ほこすぎ橋は、以下のドラマのロケ地として使用されました。

『仮面ライダー剣』(2004年)
19話のロケ地として使用され、橘朔也が橋から飛び降りながらギャレンに変身するシーンや、橋の下でブレイドとレンゲルが戦うシーンが撮影されました。

隣の橋

大宮ほこすぎ橋の隣には、以下の橋があります。

(起点) 大原陸橋 - 新都心大橋 - 大宮ほこすぎ橋 (終点)

脚注

参考文献

日本橋梁建設協会『橋梁年鑑 平成14年度版』日本橋梁建設協会、2002年9月25日、143,236-237頁。ISSN 1344-5723。

関連文献

“新都心東西結ぶ橋の名称「大宮ほこすぎ橋」に”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社): p. 14. (2001年2月17日)

関連項目

さいたま新都心駅

外部リンク

住軽日軽エンジニアリング内ページ
宮地エンジニアリング内ページ

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