大小 (賭博)

大小（だいしょう）: サイコロの出目を予想するスリル満点のカジノゲーム

大小、あるいは広東語で「大細（たいさい）」と呼ばれるこのゲームは、3つのサイコロの出目を予想するギャンブルです。シックボー(Sic-Bo)という名称でも知られており、特にマカオなどのアジア圏のカジノで高い人気を誇ります。

ゲームのルール

3つのサイコロを使用し、その合計値や特定の出目を予想して賭けます。合計値の最小は3（1のゾロ目）、最大は18（6のゾロ目）です。合計値が4から10までの範囲を「小」、11から17までの範囲を「大」と分類します。3と18は「大」でも「小」でもない、特別なゾロ目のパターンとして扱われます。

サイコロは完全密封された機械容器内でシャッフルされ、出目が決定されます。プレイヤーは出目を予想し、テーブル上にチップを配置することで賭けを行います。チップの配置場所によって予想の内容が示され、その後、容器を開封して出目が公開されます。ルーレットとは異なり、サイコロに直接触れることはできません。

賭けの種類と配当

大小には様々な賭け方があり、それぞれ的中時の配当率が異なります。以下に主な賭け方を示します。配当率はカジノによって異なり、ここでは一般的な例を示します。

「大」か「小」: 合計値が「大」か「小」かを予想します。的中すると2倍の配当が得られます。ただし、ゾロ目は対象外です。
「偶数」か「奇数」: 合計値が偶数か奇数かを予想します。的中すると2倍の配当です。ゾロ目は対象外です。
合計値の予想: 4から17までの合計値を特定して予想します。ゾロ目は不的中となります。特定の数字（6, 9, 12, 15）は出現確率が低いため、配当率は高くなる傾向があります。
特定の出目の予想: 3つのサイコロのうち、1つ以上特定の出目を予想します（シングル/ストレート）。複数個の出目が一致した場合、配当率はさらに高くなります（例: 1に賭けて、1,1,2が出たら3倍）。
2個の出目の予想: 3つのサイコロのうち、2個の出目を予想します。2個の出目が同じ（ダブル）か、異なる（コンビネーション）かで配当率が異なります。ゾロ目は対象外です。
ゾロ目の予想: ゾロ目が出ることを予想する賭け方と、特定のゾロ目（1,1,1,など）を予想する賭け方があります。ゾロ目が出た場合、ゾロ目に賭けたプレイヤー以外には配当がありません。ゾロ目を当てた場合の配当は非常に高くなりますが、出現確率は低いです。

配当率は的中確率に反比例し、最低2倍から最高で数百倍（カジノによって異なる）まで幅があります。

マカオのカジノにおける大小

マカオでは大小は非常に人気のあるカジノゲームであり、多くのカジノでプレイできます。最低賭け金はテーブルによって異なりますが、比較的低い額からプレイできるため、初心者にも親しみやすいゲームです。ただし、最低賭け金が比較的高額に設定されているテーブルも多いです。マカオではゾロ目を「エニートリプル」と呼び、ディーラーの取り分となる場合もありますが、的中すれば高い配当を得られます。

まとめ

大小はシンプルなルールでありながら、様々な賭け方と高い配当率が魅力のゲームです。ゾロ目などの要素も絡み、予想の難しさ、そして的中時の高揚感も相まって、多くのプレイヤーを惹きつけています。マカオのカジノを訪れた際は、ぜひ一度プレイしてみてください。

もう一度検索