大山啓輔

大山 啓輔（おおやま けいすけ）

1995年5月7日、埼玉県さいたま市に生まれた大山啓輔は、日本のプロサッカー選手です。主なポジションはミッドフィールダー（MF）。元プロサッカー選手である大山俊輔氏を実兄に持ちます。

若手時代の歩み

サッカーキャリアのスタートは、地元のチームである大宮ストライカーでした。その後、早くから大宮アルディージャの育成組織に加わります。特に、大宮アルディージャジュニアの1期生としてクラブのアカデミーでの道を歩み始めました。ジュニア、ジュニアユースを経て、2011年にはユースチームへと昇格します。

ユース所属時代の2011年には、埼玉県選抜の一員として「おいでませ！山口国体」に出場し、その才能を示しました。さらに、2012年8月からは、ユースに籍を置きながらもトップチームに2種登録選手として登録され、トップチームの活動に帯同。翌2013年も引き続き2種登録選手としてトップチームの環境で経験を積みました。

プロキャリアの確立と大宮アルディージャでの時代

2014年、大山選手はついに大宮アルディージャのトップチームへ正式に昇格を果たします。この年、彼はクラブのレジェンドであり、長年ミッドフィールダーとして活躍した斉藤雅人氏が引退後4年間欠番となっていた栄光の背番号「15」を引き継ぎました。これは、クラブからの大きな期待の表れとも言えるでしょう。また、同年にはJ3リーグに参加していた「Jリーグ・アンダー22選抜」にも選手登録され、若手としての実戦経験を積みました。

大宮アルディージャでは、アカデミー時代を含めると実に17年という長きにわたり在籍しました。この間、チームの中心選手の一人として活躍し、2015年にはクラブがJ2リーグで優勝し、J1リーグへ昇格する瞬間にも立ち会っています。トップチームでのJリーグ初出場は2014年3月9日のJ3リーグ、FC琉球戦。プロ初ゴールは2015年8月9日のJ3リーグ、YSCC横浜戦で記録しました。

日本代表としての経験

年代別日本代表としても活動した経験を持っています。U-16、U-17、U-18といったカテゴリを経て、U-19日本代表に選出されました。2014年にはAFC U-19選手権の予選、そしてAFF U-19ユース選手権に出場し、国際舞台でも経験を積みました。

新天地へ

2023年11月17日、長年所属した大宮アルディージャからの退団を発表。アカデミーからトップチームまで、クラブ一筋で歩んできたキャリアに区切りをつけました。

そして、2024年1月1日には、新たな挑戦の場としてツエーゲン金沢への移籍が発表されました。新天地でキャリアの新たな一歩を踏み出しています。

人物像

私生活では、2017年11月に一般女性と結婚。2019年2月には第一子となる長男が誕生しており、一家の父としての顔も持っています。

所属クラブ経歴

大宮ストライカー
2007年 - 2010年 大宮アルディージャ ジュニア/ジュニアユース
2011年 - 2013年 大宮アルディージャ ユース
2012年 - 2013年 大宮アルディージャ（2種登録）
2014年 - 2023年 大宮アルディージャ
2014年 - 2015年 Jリーグ・アンダー22選抜（期限付きなどではなくJ3リーグへの登録制度）
* 2024年 - ツエーゲン金沢

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