大山耕二

大山 耕二について

大山耕二（おおやま こうじ）は、1949年9月29日生まれの日本の政治家であり、建設技官です。彼は岐阜県中津川市出身で、地元で教育を受けた後、名古屋大学の工学部で土木工学を専攻し、同大学院を修了しました。1975年に建設省に入省し、様々な役職を歴任しました。特に、1992年には豊田市の助役に就任し、その後和歌山県土木部長となりました。さらに名古屋国道事務所長を経て、2003年には国土交通省中部地方整備局の副局長に就任しました。

市長就任と活動

大山は2004年4月に中津川市長選挙に出馬し、自民党、民主党、公明党からの推薦を受けて、現職の中川鮮を破って初当選を果たしました。翌年には周辺の市町村との合併を進め、岐阜県内の地域振興に寄与しました。2008年には再度市長選に挑み、再選を果たしました。在職中は岐阜県産直住宅協会の会長や、中津川市・恵那郡北部町村合併協議会の会長などの重要なポジションを保持し、市政の発展に貢献しました。

リコール運動と辞職

しかし、大山の市長在任中には、図書館建設計画や汚水処理施設の建設に対する反対運動が起こり、2011年には「なかつがわ一新の会」が大山に対するリコール運動を展開しました。この運動には市議会の超党派議員も参加し、市民の支持を得るための署名活動が行われました。数回の議会を経て、リコールのための有効署名が住民投票に必要な数を超え、結局大山は2011年12月22日をもって市長を辞職することを表明しました。辞職届を提出した後、住民投票は行われないこととなりました。

次の選挙

その後、2012年1月22日に行われた市長選挙では、元農協役員の青山節児に敗れ、次点で落選しました。このように大山耕二の政治家としての人生は多くの波乱に満ちており、特に市長職における彼の政策や選挙活動は、地域社会に大きな影響を与えました。彼の経歴は、日本の地方政治の一面を知る手助けとなります。今後も彼の活動や地域への貢献に注目が集まることでしょう。

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