大山観光電鉄

大山観光電鉄株式会社

大山観光電鉄株式会社（おおやまかんこうでんてつ）は、神奈川県伊勢原市に本社を置く鋼索鉄道専業の企業です。この会社は小田急グループの一員であり、神奈川中央交通の持分法適用会社でもあります。

会社の歴史

1950年7月21日、大山観光株式会社として設立されました。初期から観光事業に特化した業務を行っていましたが、1953年には社名を大山観光電鉄株式会社に変更し、より鉄道業務にシフトしました。

1957年には小田急電鉄の関係会社となり、その後の1965年には大山鋼索線の開業を果たしました。これにより、丹沢山地の大山を登るケーブルカーの運行が開始され、観光客に人気のある交通手段となりました。

大山鋼索線について

大山鋼索線は、大山ケーブルと阿夫利神社を結ぶ約0.76kmの路線です。このケーブルカーは、旅行者の利便性を考慮して約20分ごとに運行されており、所要時間はおおよそ6分です。運賃に関しては、2019年10月1日から以下のように改定されています。

• - 大人: 全線片道640円、往復1270円
• - 小児: 全線片道320円、往復640円

この便宜性に加え、大山ケーブル駅を訪れることで小田急ポイントサービスにポイントを加算できるため、リピーターにも嬉しい特典が設けられています。

関連事業

また、以前は小田急伊勢原駅北口に喫茶「こま」を運営していましたが、現在は撤退し、観光案内所が設置されています。このように、鉄道事業だけでなく地域に密着した観光振興にも力を入れています。

終わりに

大山観光電鉄は、丹沢山地の美しい景観を楽しむための有力な手段であり、観光業者としての役割も果たしています。観光地を訪れる際には、ぜひ大山鋼索線の利用を考えてみてください。公式ウェブサイトやソーシャルメディアでも最新情報が提供されているので、興味のある方はチェックしてみると良いでしょう。

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