大島和久

大島和久について

大島和久（おおしま かずひさ）は、1981年4月8日生まれの日本の舞台芸人であり、喜劇俳優です。彼は吉本新喜劇に所属し、大阪府大阪市出身の芸人として、多くの観客に愛されています。これまでに数々の舞台やイベントで彼のユーモアあふれるパフォーマンスが披露されており、多くのファンに支持されています。

経歴と活動

大島は大阪スクールオブミュージック専門学校を卒業後、吉本興業のオーディションに合格し、正式に舞台芸人としてのキャリアをスタートさせました。その後、同じ新喜劇メンバーとして、小米良啓太、太田芳伸、南出一葉とともに「ラッキーパンチパーマ南」を結成しました。現在、彼たちは「よしもと新喜劇“金のひよこ”LIVE」というイベントで不定期にコントを披露しています。

大島はまた読売テレビ製作のドラマ「天使のココロ」にも出演し、さまざまなメディアでその才能を見せています。特に印象的なのは、2005年夏に開催された新喜劇の野外イベント「吉本大サーカス」で、空中ブランコに挑戦し成功を収めたことです。このイベントでは、小籔千豊率いるサーカス団員としての役柄を演じました。

演技スタイルと多様な役

新喜劇では、大島はしばしばホモ役を演じていますが、それだけでなく、恋人やフィアンセ、ホストといった二枚目のキャラクターにも挑戦しています。整ったルックスも相まって、幅広い役柄をこなすその才能は、多くの観客を魅了しています。特に、ボケ役としての活躍が目立ちますが、彼自身は内場勝則を憧れの人物として迎え入れ、舞台の回し役としての地位を築こうと努力しています。

一時期、彼は極度のあがり症に悩まされ、舞台本番中に失敗を繰り返すこともありました。その経験から心が折れそうになった時期もありましたが、叱咤激励を受けながら立ち直り、努力を重ねてきました。2017年からは辻本茂雄座長公演にて辻本のツッコミ役を任されるようになり、その実力を発揮しています。

家族とプライベート

プライベートでは、28歳で結婚し、32歳で息子が誕生しました。さらに2021年には長女も誕生し、現在1男1女の父親となっています。妻とは互いに「カズくん」「ユミちゃん」と親しみを込めて呼び合う関係です。家族との時間は彼にとって大切なものであり、その明るい性格や丁寧な態度が家庭でも生かされています。

特技と人柄

特技としてバク転やバク宙があり、そのパフォーマンスも新喜劇で披露されています。兄弟の中では二番目で、兄弟仲も良好です。先輩からは「的確に舞台を回す」とか「真面目で優しい」と高く評価されています。松浦真也の言葉によれば、彼は新喜劇スタッフ全員と良好な関係を築いているとのことです。また、声が高めでアニメ声とも言われていますが、本人は過去にはそれよりも更に高かったと冗談交じりに語ることもあります。大島和久は、舞台の魅力を存分に引き出すエンターテイナーとして、多くの観客に楽しみを提供し続けています。

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