大日寺 (千葉市)

大日寺（だいにちじ）

大日寺は、千葉県千葉市稲毛区轟町に位置する真言宗豊山派の寺院です。山号を阿毘盧山、院号を密乗院と称し、正式には阿毘盧山密乗院大日寺と号します。本尊として大日如来を祀っています。

由緒

大日寺の創建は鎌倉時代に遡ります。僧侶である忍性が下総国馬橋（現在の千葉県松戸市馬橋万満寺付近）に寺を建立したのが始まりと伝えられています。その後、千葉氏によって現在の千葉市中央区中央1丁目、千葉神社の南側に位置する通町公園付近に移されました。この地に移ってからは、千葉氏の篤い帰依を受けるようになり、寺は大きく発展しました。

江戸時代に入ると、大日寺は江戸幕府から朱印状を与えられ、その庇護下に置かれました。しかし、第二次世界大戦末期には、空襲により寺は焼失するという悲劇に見舞われます。戦後、大日寺は現在の千葉市稲毛区轟町に場所を移し、再建されました。

文化財

大日寺には、千葉市の指定文化財となっている「千葉氏累代の墓碑」が保存されています。この墓碑は、かつてこの地を治めていた千葉氏の歴史を今に伝える貴重な文化遺産です。

所在地

大日寺は、以下の場所に位置しています。

千葉県千葉市稲毛区轟町2-1-27

外部リンク

詳細については、大日寺の公式サイトをご参照ください。

大日寺公式サイト

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