大曲錬

大曲 錬のプロフィール

大曲 錬（おおまがり れん）は、1998年5月21日に福岡県柳川市で生まれたプロ野球選手で、現在は埼玉西武ライオンズに所属する投手です。彼は右投右打で、プロ入りから数年で多くの成績を残しています。

経歴

プロ入り前

大曲選手は、柳川市立昭代第二小学校で柳川昭代ドリームズに所属し、さらに柳川市立昭代中学校では佐賀藤本BBCでプレーしました。その後、西日本短期大学附属高等学校に進学。高校1年の秋から内野手としてチームに参加したものの、2年生の秋から投手に転向しました。この時点ではサイドスローで、球速は130km/h中盤程度でした。

高校を卒業した後は、一旦就職を考えましたが、周囲の支援を受けて福岡大学に進学し、準硬式野球部に加入しました。1年生からエースとして活躍し、3年時には上手投げに転向しました。その後、3年秋にはMVPや最多勝、最多奪三振を獲得し、最速154km/hを記録。大学時代の成績は、35勝4敗で防御率は1.09という驚異的な数字です。

プロ入りと西武ライオンズ時代

2020年10月26日のドラフトで埼玉西武ライオンズから5位指名を受け、11月6日には契約金3000万円、年俸900万円で入団しました。背番号は59です。

2021年

ルーキーイヤーの2021年には、イースタン・リーグで36試合に登板。成績は1勝3敗1セーブで、防御率4.43とまずまずの結果でした。同年10月16日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板を果たし、無失点に抑えました。そして、同20日の北海道日本ハムファイターズ戦ではプロ初ホールドを達成し、印象的なデビューを飾りました。シーズン最終的には一軍で4試合に登板し、防御率は0.00を記録しました。

2022年

2022年には開幕を一軍で迎えましたが、初登板では3人の打者を抑えるも、その後の試合では失点が相次ぎました。その後、数回一軍と二軍を行き来したものの、6試合の登板で防御率6.35に終わりました。

2023年

2023年も引き続き一軍での試合に出場しましたが、8登板で防御率は1.13とまずまずでした。最終的には10試合の登板を果たし、防御率5.40という結果でした。しかし、フェニックスリーグでロングリリーフにも挑戦し、経験を重ねています。

特徴

大曲の投球スタイルは非常に注目されており、準硬式での最速154km/hを記録。プロ入り後の最速も153km/hに達しています。投球のバリエーションとして、カットボール、チェンジアップ、スライダー、スプリット、フォークなどを使い分け、初めはスライダーとスプリットに絞った後、着実に球種を増やしている点も印象的です。彼には「マガリ」や「ガーリー」といった愛称もついており、チームメイトやファンに親しまれています。

大曲 錬選手は今後の成長が期待される若手選手の一人であり、彼の活躍が楽しみです。

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